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猫にひかれて異世界生活 みじかい尻尾  作者: PYON
第一話 聖剣士カルマと6人の仲間たち
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烈火の魔女メアリー07

 敵のど真ん中にクレーター。

 そこにいた兵士たちは消し炭となっている。

 即死だな。

 わたしは手を合わせる。


 魔導士軍団もダメージを受けたみたいだ。

 バリアで防ぎきれなかったみたいだけど、軽減はできたみたいだね。

 えらいえらい。

 でも、そのケガじゃ、死んでた方がましだったんじゃない。


 敵の侵攻は一度止まる。

 けが人を下がらたり、災害現場の把握に務める。

 一気に攻められたらヤバイけど、このインターバルは助かる。

 っていうかそれが普通だけどね。


 普通の魔法使いなら、これで魔力すっからかんってとこだね。

 でもね。わたしはそうじゃない。

 お酒を飲んだら、魔力が戻るの。

 わたしは、スピリッツを瓶のみする。

 おいしい。

 村のお酒って、街の酒場のお酒と違ってアルコール度数が高いんだよね。

 雑味はあるけど、アルコールが入ってたら関係ない。

 

 だんだん、魔力もたまってくる。

 敵も体勢を整えている。

 少しばらけて進軍するみたいだ。

 ソーシャルディスタンスって奴だろうか。

 それが、正解って奴だろうか。


 でもね、炎魔法にはいろいろな種類があるの。

 次はちがう楽しみ方をしてもらうね。

 わたしは指先を天に挙げる。

 そしてその先に魔法陣が現れる。


 さっきほど、大きくないもの。

 それを敵の方に動かす。

 

 兵士たちは、一様に恨みがましい顔をしている。

 さっきの仇討といったところか。

 でも、おまえらもこんな弱い村を攻めようとしているんだろ。

 どっちが正義なんかはわかんないけど、おまえらを娯楽として殺すことに何にも思わないよ。


 わたしは指を上に上げる。

 魔法を発動する。


 魔法陣からはさっきの巨大な火の玉とは違って、小さな無数の火の玉が降る。

 そう、今度は初級魔法だ。

 ただ、それを無数に展開する。

 これがわたしのオリジナルだ。


 地上に落ちた火の玉はくるくると回転しながら地を這う。

 まるでネズミのように。

 そう、この魔法の名前は初級魔法ネズミ花火というものだった。

★このお話についてのプロットが書き上がりました。

 次の短編は第二の主人公、蒼生のその後の話を考えています。でも、まだ構想だけですので、もしリクエストがあれば、コメントください。別の登場人物にスポットライトをあてるのも可能です。よろしくお願いします

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