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猫にひかれて異世界生活 みじかい尻尾  作者: PYON
第一話 聖剣士カルマと6人の仲間たち
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聖剣士カルマ18

「みてみて、なんか首が飛んだよ。

 キャハハ、たまやーって感じかな。

 革命軍なんか逃げてるし。

 でも、無理無理。

 わたしから逃れれると思ってんの?

 ばーか」

 メアリーは、上機嫌で2発目の魔法を放つ。

 また、革命軍の中に大爆発が起こる。


 逃げ惑う革命軍。

 こっちに逃げてくるやつを、ベルツとケントが迎え撃つ。


 ベルツは鉄の錫杖で殴る。

 そう、その錫杖は普通の人間では持ちあげるのも困難なやつだ。

 それを片手で軽々と振る。

 殴られた兵士は、一瞬で頭がなくなる。

 そう、その攻撃は粉砕というのがふさわしい。

 

 それに比べ、ケントは華麗な動きで敵を斬る。

 やつの素性はわからないが、とにかく育ちがいいのだろう。

 教科書的な剣術を使う。

 剣術だけなら、俺よりも上。

 たぶん、試合とかなら、俺が負けるかもしれない。

 ただ、俺には猫剣術というのがある。

 とにかく自由な剣術なのだ。

 ケントは俺の自由さにあこがれたんだろう。

 たぶん、不自由な身分から逃げ出してきたように思える。

 彼はおれに自由をみたのだろう。

 だから、俺に兄貴兄貴とつきまとっている。

 ケントは無駄のない動きで近くの敵を斬り倒していく。

 

 メアリーは上機嫌で魔法を放っている。


 そろそろだな。

 俺は、門から飛び出し走る。

 そう、たぶん相手もこの村が普通ではないとわかったはず。

 だから、一度引き上げるだろう。

 その前に、5番隊の隊長をなんとかしたほうがいい。


 おれに付き従うのはアイザック。

 5番隊長フリードマンの居場所を教えてくれる。

 それから、露払いもしてくれる。

 やつの投げる暗器は、目の前の敵の急所を的確についている。


 たしか、フリードマンってデブだったよな。

 じゃああれか?

 

 目の前にはひときわ大きいスキンヘッドのデブ。

 それが、何人かの部隊を引き連れてにげようとしている。


 その一人が俺たちを見つけ、振り向くのだった。

 


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