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猫にひかれて異世界生活 みじかい尻尾  作者: PYON
第一話 聖剣士カルマと6人の仲間たち
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聖剣士カルマ17

 まさに倍返し。

 そう、彼女のリフレクトはただ返すだけではない。

 矢も魔法も速度を増して相手に返される。

 まさか、相手もそんなことは想定していない。

 自分の攻撃にバタバタと倒れていく。

 そう、ほぼ弓と魔法部隊は全滅だ。


 敵の力を一気にそぐことができた。

 それだけではない。

 向こうは今後飛び道具が使えなくなる。

 シキブがどこにいるかわからないからだ。

 砦の攻略としてこれほどやっかいなことはない。l

 あとは、俺たちの出番だ。


 まず、中距離攻撃。

 俺とケントが守ってメアリーが出る。


 こいつも、ただの魔法使いではない。

 とにかく、威力の強い炎魔法を得意とする。


「じゃあ、ド派手に花火大会行ってみよう!」

 魔女の大きな帽子に紫色のローブ。

 そして、右手には杖、左手には酒瓶。

 あれって、度数のやばいストロング系のスピリッツ。

 味とか関係なしに、ただただアルコールの接種のためという…

 アル中ご用達アイテムだ。

 また、飲んでやがった。


 メアリーは普段は美人でやさしい。

 胸も大きく、色っぽいのだが、完璧な人間はいない。

 とにかく、酒飲みなのだ。

 別名、史上最強の酔っぱらい。

 酒が入ると別人になるのだ。


 俺も普段の淑やかな彼女に惹かれかかったことはある。

 大人の落ち着いた感じの女性。

 それにプロポーションもいい。

 だが、酒を飲み始めたとたん別人に変わった。

 俺もその夜地獄を経験したのだった。

 

 彼女とはそれ以来の付き合いだ。

 カルマがやめろっていうのなら、お酒やめるからとのことだが。

 こいつが酒をやめられるはずはない。

 それに、俺の過酷なクエストについてこられるのは、酒があるからだ。

 酒さえ飲めば、こいつ以上の魔法使いはみたことがない。

 それほど、やばい魔法使いとなるのだ。


「じゃあ、いくよぉ」

 魔女は杖を振る。

 その先には革命軍の集団。

 そこに大爆発が起こる。

 飛ばされるのは人と馬。

 魔女の花火大会が始まった。

 俺は、すこし革命軍に同情すら感じるのだった。

 


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