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ランダム召喚だれがくる!?

あるところに無敵ギルドと呼ばれるギルドがあった。

そのギルドの在籍人数7人。

そのギルドはたったの7人で魔王を倒し、世界に平和をもたらしたのであった。

人々から無敵ギルドと呼ばれるそのギルドの名は

《クロネコ》

1人につき1つのスキルを持つ魔法溢れるこの世界『ガイア』で最小人数かつ最強のギルドであった。



〜第一回ガイア最強ギルド決定戦〜


クロネコのメンバーである召喚術師。金色の髪にネコミミフードの付いたローブを着ている可愛らしい少女のクロネはギルドマスターオウガに呼び出されギルドに向かっていた。

「今回の招集、ギルドメンバー全員にかけてるみたいだけどいったいなんの用なのかしら」

ギルドに着いたクロネは衝撃をうける。オウガとクロネ以外だれも来ていないのだ。

「なんでだれも来てないのよ!みんな呼んだんじゃないの!?」

「みんな呼んださ、んでも誰も来てくれねーんだよ、、」

オウガはため息混じりにタバコの煙を吐いた。

「今回招集をかけた件だけどな、実は明日、最強のギルドを決める祭りがあるんだわ。魔王を倒した俺たちのギルドは強制参加らしくてな、お偉いさん達から出るように言われてる。」

「なによ、その祭り、、今までなかったでしょ?それに強制参加って、、、」

「なんでも、俺たちが魔王を倒しちまって今、無敵ギルドなんて呼ばれてるだろ?そのことを良く思わない他のギルドの連中から俺たちと戦わせろって要望がたくさんきてるらしくてな、そこでこの祭りが今回行われるわけだ。」

「そんな奴らわたしがけちょんけちょんにしてやるわよ!」

「そりゃぁよかった。他の奴らが誰も来てくれねーからお前に頼むしかなかったんだわ。この祭りギルドマスター以外の在籍メンバー全員が参加可能みたいでな、俺はギルドマスターだからでれないし、お前1人で頑張ってくれや」

この世界ガイアには多数のギルドが存在している。その数およそ300。ギルド在籍人数は多い所少ない所様々であるが、多いところで1000人を超えるギルド、少なくても100は超えているのが普通であろう。その中で在籍人数7人というクロネコはとてつもなく珍しいギルドであった。

「1人!?1人はちょっとキツくない??いや、余裕だけども!」

「べつに勝ってこいって言ってるわけじゃあねーよ。俺は最強のギルドなんて肩書き興味ないしな、とりあえず楽しんでこいよ。クロネコの参加者はクロネお前だけで申請しとくからよ。」

「ん、、。分かったやれるだけやるわよ。」

そうしてわたしの最強ギルド決定戦の参加が決まった。

そして、最強ギルド決定戦当日。

「さぁ皆さん!!ついにこの日が参りました!第一回ガイア最強ギルド決定戦!果たして優勝するのはどこのギルドなのか!この祭りには魔王を倒したあのクロネコも参加しているということなので楽しみですねぇ。ではルール説明に参ります。まず、この祭りでは殺戮は禁止です。殺戮が行われた場合失格とします。そして、ギルドマスターの参加はできません。ギルドメンバー以外の参加もNGです。各々使える魔法、道具、使役する生物などなんでも使ってオーケーです!ルールは以上では第一回最強ギルド決定戦開始です!!」

ゴォオオーン。開始のゴングが鳴り響く。それと同時に全員がわたしに向かって突っ込んで来た。

「クロネコのクロネだ!奴をたおせぇ!魔王を倒した奴を倒せば名も上がるぞ!」

「クロネコからはあいつだけしか参加してないらしい。舐めてやがるなぁ?やってやろうぜええ!」

次々と名をあげようとクロネに敵が向かってくる。

その最中クロネは地面に召喚魔法に使う術式を書いていた。

「おいで、魔王グロノカルス‼︎」

クロネが召喚したもの、それはクロネコが倒したとされる魔王グロノカルスそのものであった。

「なにぃいい!あれは魔王じゃねーかどうなってやがる!?」

クロネに向かってきていた数千を超える大群が足を止める。さらにクロネは召喚を続ける。

「おいで、邪竜カイザードラゴン、暗黒魔神ゴーレム、ドデカスライムキング、黒騎士ガンスロッタ‼︎」

それは魔王軍幹部、四天王と呼ばれていた魔物達であった。

「おいおいおいおい、やべーぞこれ、なんで魔王についで四天王まで出てきてんだ??こんな奴ら倒せるわけが...」

「はーいちゅーもーく!殺さない程度にやっちゃって⭐︎」

クロネの命令により次々と敵を倒していく魔物達。

なぜ、クロネがこの魔物達を、使役できるのか。それはクロネのもつスキルの力である。

クロネのスキル。『掌握』自分が倒した殺した(相手が負けを認めた場合も然り)相手を掌握し自分の命令に絶対服従の召喚獣として使役することができる。そうしてクロネは今まで倒してきた四天王、さらには魔王さえも自分の召喚獣として使役することができた。

「よっわーい、早くわたしを倒さないとどんどんどんどん召喚しちゃうよー?⭐︎」

魔物達に次々と倒されていく敵達。クロネは召喚を続けていく。

「おいで、レッドドラゴン無限召喚!」

無限召喚とはクロネが使える魔法でありクロネのMPが無くなる又はクロネ自身が解除するまで召喚獣を自動で召喚し続ける魔法である。

次々と召喚され続けるレッドドラゴンの炎にやられていく敵達。それはまさに魔王軍対クロネコ以外のギルドメンバー総勢と化していた

そんな敵達の中にもクロネにたどり着く者たちがいた。

「くらえ!我が剣どらあああ!」

「召喚、おいで自動シールド、自動ソード」

クロネが召喚できるのは召喚獣だけではない。魔道具や武器といった物すらも召喚対象であった。

自動シールドはクロネに対する攻撃を全て守り、自動ソードは敵を自動で攻撃する。もうどんな敵もクロネに対抗出来なくなったのだ。さらにクロネは追い討ちをかけた

「召喚、おいで絶対防衛クロネコ城!」

召喚されたのはまさに城。厚い防御壁で守られた城そのものであった。魔法も刃も通さない城でクロネは籠城した。誰も城に傷一つつけることも出来ず魔王軍達に倒されていく。クロネの召喚獣たちが敵を全て戦闘不能にするのに時間はそうかからなかった。

ゴォオオーン!試合終了のゴングが鳴り響く。

「試合終了おおおお!優勝はクロネコのクロネ!最強の召喚術師だあああ!では表彰を行います。クロネさん表彰台へどうぞ!」

「まぁ、当然だよね⭐︎わたしってば強すぎ?」

表彰台へ上がったわたしに歓声が飛び交う。

「流石は無敵ギルドだなぁ、たった1人でほぼ全て倒しやがった。。。」

「めっちゃ可愛いし強いし俺、タイプだわ。」

「「クロネちゃああああん!!」」

テンションが上がったわたしは叫んだ

「わたしが最強の召喚術師クロネだあああ!」

その時わたしの身体が光に包まれた。

「え...?なにこれえっまぶし、いやああああ!!!」

光が収まった時表彰台の上にクロネの姿は無くなっていた。


〜召喚された無敵ギルドの召喚術師〜


目を覚ますと見たことのない場所にいた。そして目に入ったのは綺麗な真っ赤な髪の女の人、さらに数人の鎧をきた騎士だった。

「はじめまして、私の名前はリンスと申します。勇者様を召喚させて頂きました。どうか勇者様にこの世界を救って欲しいのです。」

クロネは混乱していた、状況を理解できなかった。

「どゆこと!?勇者様って?!召喚術師のわたしが逆に召喚されちゃったって?ええええ?」

「説明させて頂きます。この世界ガレリアでは、魔王軍の侵攻により、多数の被害、死傷者を出しています。私たちに魔王軍と戦う戦力はございません。そこで代々我が家系に伝わる勇者召喚の儀を行なったのです。そして、召喚に成功し、出てこられたのが貴方様でございます。どうかこの世界を、お救いください。」

リンスは目に涙を浮かべ懇願した。

そして、クロネも状況を飲み込んだ

「つまりわたしに魔王軍を倒して欲しいってことね?魔王軍がいるってことはここはわたしがいた世界と違うって事だよね。。わたしがいた世界では魔王も倒したしそれに召喚獣としても使役できる。うん余裕だねまっかせて!⭐︎」

自信満々に言い放ったクロネにリンスと騎士たちは喜びの表情を、浮かべた。

「勇者様の世界では魔王を勇者様が倒されたのですか!?なんて心強い。勇者様を召喚できてほんとに良かったです。」

「まぁ、わたしだけで倒したわけじゃないんだけどね、それでもわたしすっごい強いから余裕だよ!ステータス見せてあげる!⭐︎」

そう言ってステータスを開いたクロネは驚愕した。


職業 召喚術師

レベル 1

HP100

攻撃0

MP100

防御20

素早さ10

スキル 『掌握』

魔法 ランダム召喚 必要MP100(自分と深く繋がりのあるモノをランダムに召喚する。召喚時間1時間)

状態 呪われ状態消去不可 レベル上昇不可。スキル発動不可。


ステータスがとてつもなく下がっているのだ。レベルもガイアでは99レベルカンストしていたのにこちらではレベル1さらには呪いとやらの効果でレベル1から上がらないと。HPとMPは元々どちらも10万はあったのだ。

「、、、なんじゃこりゃあああ!!めっちゃステータス下がってるんだけど!なにこれ、もしかしてわたし弱い!?しかもレベル1から上がらないってなによ!攻撃なんか0だしどうやって戦えってのよ!」

「勇者様、、これは一体どういうことなのでしょうか。このステータス、子供と同じくらいかと思われますが。。」

「わたしが聞きたいわよ!なんでこんなことに、、」

ふと下を向いたクロネは自分の足元の魔法陣の中にとある布が落ちているのに気づいた。拾ってみるとそれは女性物の下着。パンツだった。

「、、ねぇ、これはなに?なんでこんな物が魔法陣の中に???」

「それは、勇者様の召喚に術師である私の所有物である物を何か魔法陣の中に入れる必要があるとの事でしたので、今日、履いていたその、、パ..パン...下着を入れさせて頂きました。。」

恥ずかしそうに頬を赤らめ答えるリンス

「なんでパンツなのよ!!!?しかも今日履いてたやつ?!ちょっとあったかいし!いや、それはどうでもいいけど普通パンツだとしても綺麗なやつ入れるでしょ!使用済みなんて、いやてか普通パンツなんか入れないよ!!?」

クロネには分かった。このステータスの状態に表示されている呪いの元凶はこのパンツだと。もとの世界で最強の召喚術師だったからこそ直感したのである。

「もうやだぁ、もとの世界に帰りたい...」

「申し訳ございません勇者様。わたしが召喚術に詳しくないばかりに...勇者様に呪いだなんて、、」

クロネはまたまた直感した。

(あぁ、このリンスって人多分バカなんだ。)

「ゆ、勇者様とりあえず今は私の城へ来てくださいませんか?そちらで詳しいお話を、、」

「ここは城の中じゃないのね、分かったわ。帰りたくてももとの世界に帰る方法も分からないし、とにかく今は情報が欲しいわ。リンス、貴方の城に行きましょう。」

「はい!ここは召喚の儀を行うための塔で私の城はここから少し離れたところにあります。道中モンスターが出るかも知れません。しかし安心して下さい!この辺りに強いモンスターはでませんから。」

(今のわたしならスライムにすら負けそうなんだけどなぁ、、モンスターに出会いませんように。)

そう思いつつクロネはリンスと付き人の騎士たちとリンスの城を目指した。

「勇者様はおいくつなのですか?見た感じですとまだ14歳くらいでしょうか?」

「わたしは15歳だよ、リンスはどうなの?」

「私は18歳でございます。勇者様は綺麗な金色の髪をしていらっしゃいますね、それにそのフードネコミミがついててすごく可愛いですわ」

「ん、、ありがと。あと勇者様って呼ばなくていいよ。そういえばまだ名乗って無かったね。オホン、私の名前はクロネ!クロネでいいよ。よろしく!⭐︎」

とびきり可愛く自己紹介をしたクロネ。その時クロネの足が止まった。

「どうかしましたか?クロネ様、?」

「殺気だよ、、何かがわたし達に殺気を向けてる。」

「私はなにも感じませんが、、」

クロネの戦闘センスの高さが殺気を感じ取っていた。

「だれか知らないけど出てきなよ分かってるんだからね!」

ガサガサと隣の林を抜けてくる音。出てきたのは真っ黒な鎧を着た騎士だった。

「よく、気づいたな。お前何者だ?」

「あれは!?魔王軍幹部の真っ黒騎士です!ク、クロネ様まずいです。魔王軍幹部は魔王の直属の部下であり、その5人は魔王五人集などと呼ばれております!真っ黒騎士は五人集の1人です!」

「なんかめっちゃよわそーな名前だね。リンスが考えそう。」

「は、はい実は私がつけました。。」

(まじかよ、ほんとにリンスがつけてたのね)

「わたしの名前はクロネ!ただのクロネだよ!⭐︎今お姉ちゃんとお家に帰ってるところなの!⭐︎」

クロネは嘘をついた。今のクロネではこの真っ黒騎士に敵うはずがないと察したのだ。あわよくば見逃してくれないかと。

「ほう、そうか俺も女子供を切るつもりはない。ただ、強いヤツと戦いたいそれだけだ。お前がただのクロネなどと名乗るのならば見逃そう。」

(案外話の分かるやつだね)

そう思ったのも、束の間私たちの中にはバカがいた。

「真っ黒騎士め!貴方なんか瞬殺ですよ!こっちには勇者であるクロネ様がいるんですから!騎士達よ真っ黒騎士をやってしまいなさい!」

(なにいってんのこのバカは!?)

「今、勇者と言ったか?勇者っていえば魔王さまを倒すために呼ばれた存在って事だよな?それは聞き捨てならんなぁ?ただのクロネよ?」

そう言って真っ黒騎士はリンスの付き人の騎士を瞬殺した。

(あ、今の動き見ただけで分かっちゃう。こいつ強い。。絶対に勝てない、、)

「勇者クロネよ俺に女子供を切る趣味はないが、勇者となれば話は別だ。魔王様にたてたくやつは殺す」

「ク、クロネ様ど、どうしましょう。。」

(リンスのバカァ!ほんとにバカ!)

真っ黒騎士は剣を構え一瞬でクロネと距離を詰める。クロネの首に剣が迫っていた。

(あ、これ死んじゃう。何かできることは...)

(これに賭けるしかない!)

「召喚魔法!ランダム召喚!!」

クロネは勇逸使える魔法を使った。その瞬間真っ白な煙に包まれる。召喚されたのは...

「おいおい、いきなり切りかかってくるとは何事だよ?あ?」

そこに立っていたのは、、クロネコのギルドマスターオウガであった。オウガは指で真っ黒騎士の剣を止めていた。

「おじさん!!まさかおじさんを召喚出来るなんて!」

「おお?クロネじゃねーかお前いきなり光って消えたと思ったら何やってんだ?それとなんだこの状況。」

「お前、何者だ?俺の剣を指で止めるとは。」

「おじさん!ここはガイアとは違う異世界でそいつは敵!わたしは戦えない!助けて、、!」

必要最低限の情報を伝えただけでオウガは理解した。

「おう。任せろ。」

「お前強いな?まさか人間にこんな奴がいるとはな。ハハハッ昂ってきたぞ。」

「お前もなかなか強そうだなあ。うちのクロネをいじめやがって切り刻んでやるよ。」

オウガの武器それは大剣。自身の身長ほどあるであろう大剣をオウガは構えた。

オウガと真っ黒騎士の剣が交じり合う。

「シャドウボール‼︎」

真っ黒騎士が、闇魔法を使った。しかし、それはオウガの手に触れた瞬間消え去る。

「なに!?なぜ魔法が効かない!?」

「俺に魔法はきかねーよ。俺のスキル『魔力無効』によってな!全ての魔法は俺の身体に触れた瞬間消え去る。お前も騎士なら剣だけの強さでかかってこいよ?」

『魔力無効』オウガがもつスキル。あらゆる魔法や魔力を自分の身体に触れた瞬間打ち消す。強すぎるスキルが故にオウガ自身も魔法を使うことができない。しかし、オウガにとって魔法を使えないことはデメリットとはならない。なぜならオウガというこの男、無敵ギルド最強にしてギルドマスター。己が剣一本で成り立ったのだ。

「お前の実力はもう分かった。これで終わらせる。」

オウガが剣を振りかぶる。真っ黒騎士は剣を構え防御の姿勢を取った。しかしそれも無意味。オウガは真っ黒騎士の剣ごとぶった切った。

「なん...だ...と?」

真っ黒騎士が縦半分に切られ崩れ落ちる。

(おじさん、強すぎ!)

真っ黒騎士の身体は塵となりとんでいった。

「おう、クロネ今のお前の状況を詳しく聞かせてもらえるか?」

クロネはオウガに全てを話した。その間リンスがオウガをうっとりした目で見つめていたのは言わないでおこう。

「つまり、お前はこの世界に魔王を倒すために召喚された。しかしレベルは1になりステータスも下がった。さらに呪いとやらのせいでレベルは上がらないしスキルも使えないと?、、、はっはっはおもしれー事になってんなあクロネ?」

「笑い事じゃないよ!?わたしすごく弱くなってるし、この世界でどうしたら良いのかもわからない。。さっきの真っ黒騎士にだって殺されてたかもしれなかったし!、、もう、ガイアに帰りたい...」

「...ふむ。そういえばお前どうやって俺を召喚したんだ?お前そんな魔法今まで使って無かっただろ。」

「一つだけ使える魔法があったの。ランダム召喚っていう。ただわたしの今のMP全部消費するし、1時間だけしか召喚できないみたいだし。それに1番謎なのは召喚対象がわたしと深く繋がりのあるモノとかって書いてあって、、」

「それで俺が召喚されたのか、うん、クロネ、お前と深く繋がりがあるモノっていうのはもしかしたら俺たちクロネコのギルドメンバーのことかも知れん。向こうに戻ったら俺から他の奴らに、もし召喚された時はクロネに協力してやるように言っておく。」

「うん。ありがと。」

「あ、あの!オウガさんは奥さんとか?いらっしゃるんですか?」

ここでリンスが空気を読まずに入ってきた。

「いやぁ、俺に奥さんはいねーよ。まぁでも俺にとってはクロネが、他のクロネコのメンバーが全員俺の子供みたいなもんだ。だから意外とクロネがこんな異世界に召喚されちまって悲しんでんだぜ?。今度からだれが俺の招集に集まってくれるんだ?全く」

「そこかよ!もっとわたしに会えなくなるのを悲しめよ!」

「あら?オウガさん身体が、、、」

オウガの身体が光出した。もうそろそろ1時間たったということなのだろう。

「おじさん。。。」

「なぁ、クロネ。ガイアではお前はたしかに強かった。でもな、俺はそんな強いお前でもいつも心配だったよ。俺はお前のことほんとの娘みたいに思ってるんだ。向こうに戻ってから、お前が帰る方法探してみるからさ。絶対に死ぬなよ?危ない時はすぐにランダム召喚を使うんだぞ?いざって時は意地でも俺が召喚されてやる。」

オウガはクロネを抱きしめ金色の頭を撫でた。

「おじさん。。キモい。変態。ロリコン。」

「俺はキモくないし変態でもロリコンでもねーよ。クロネ、もう会えなくなるわけじゃねーんだ。だからさ、泣くなよ。」

クロネは泣いていた。1人異世界に召喚され、さらに弱くなり。真っ黒騎士との戦いではオウガが来てくれなければ死んでいた。強気な発言が多く余裕があるように見せているが、まだ、15歳の少女なのだ。

「うぐっうぅふぇえええんああぁあああ」

「俺はお前が泣いてるのは見たくねーな、いつもみたいによ、お前のあの顔見せてくれよ。」

「えぐっうぐっヒック...またね!おじさん!⭐︎」

クロネはとびきり可愛い顔をして言った。

「あぁ、必ずまた会える。。また、な」

オウガの姿は光に包まれ消えた。クロネは空に飛んでいく光を少しの間見つめていた。



時間ある時に、続きを書いていこうと思います。

感想コメントとか貰えたらほんとに嬉しいです。嬉しすぎて漏らします。ぜひお願いします。ここまで読んでくれた人!まさか後書きまだ読んでくれるとは!ありがとうございます。

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