表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怪力悪役令嬢は冒険者になりたい!  作者: タハノア
邪竜物語に首を突っ込む編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/158

085-邪竜伝

8/22 ステータスにSTを追加

 邪竜伝(じゃりゅうでん) Online(オンライン)

  戦闘あり生産ありのかなり面白いゲームで、無料βテスト中は毎晩サーバーが満員になるほど大人気でサーバーが7つまで増えるほどの乗りに乗ったMMORPGだった。しかし調子に乗った運営会社は基本無料全盛期の時代に月額4000円という頭のおかしい価格設定で正式サービスを開始。


 もちろんプレイ人口は激減ピーク時の1割にまで落ち込みサービス開始3ヶ月で全サーバーを一つに統合する事態となりその後細々と続くも一年持たずに他社ヘと売却された。


 次に運営に付いたのは再生屋と名高い運営会社だった。ゲーム名を邪竜伝(じゃりゅうでん) Online(オンライン) Reloaded(リローデット)に変更しまずは基本料無料とネタ装備から中二装備まで端から端まで網羅した服装ガチャで集客し、驚異的な売上を記録し大復活。


 後に大型アップデートでハウジングシステムを導入した。


 自分の家を自由に作れるシステムは大好評で生産物を販売する店舗や、集まってチャットするだけの酒場、多彩な服装を活かした演劇が行われる劇場など、戦闘と生産をベースにした生活系MMORPGへと変貌を遂げた。


ーーーーーーーーーー


「アリッサ……大変よ……ここからゲームが変わってる……」

「え?」


 作務衣や着物姿の人々が忙しそうに働いている。初めて訪れたけどよく知っている港を眺めながら静かに語る。


「ここ……というかクロービ全体が邪竜伝(じゃりゅうでん) Online(オンライン)通称ジャオンの世界みたい、封印が解けた邪竜を倒さなきゃいけない……」


 アリッサはうーんと唸ったまましばらく考え込む……。


「和食はあるの?」


 何を真剣に考えてるのかと思ったら……。


「ええ、和風RPGだから衣食住は全部和風だけど……。ああ南の地方は中華風のところもあったわね」

「和食に中華ね!なら何も問題ないわ!」

「ええ?そういう問題ですか?」

「ゲームの世界に入っちゃったのなんていまさらだからね~!それに私達はお客さん!この世界の主人公も居るだろうし面倒事はそいつに任せて私達は好き勝手楽しめばいいのよ!」


 アリッサの言うことはもっともだった。私達はいわば部外者なのだ厄介事を回避しながらこの世界を楽しめばいいのだ。


「そうね……何も変わらないわね。私の目的は拳法と和食!何も問題ないわ!」

「そうと決まったら早速この地に降り立とうではないか~!」


 芝居がかった身振りでアリッサがそう言うと渡り板を歩き下船していく、私は慌てて後を追った。


「外国人の方はこちらで荷物と能力検査をお願いします」

 

 綺麗な藍染の作務衣姿の人に声をかけられた。どうやら入国チェクがあるらしくレンさん一行とは一度ここで別れて出島の橋の先で合流することになった。


「ではまず能力を確認しますね”能力開示”と唱えてください。そうすると自分の能力を他人に見せることができますから」


 アリッサが恐る恐る”能力開示”と唱えると目の前に半透明の板が現れた。


ーーーーーーーーーー


アリッサ・エトワンス


国籍:レイグランド

職業:元師団隊長の回復士


Lv18


HP 1700/1700

MP 9800/9800

ST 500/500


体力:D

筋力:E

防御:E

俊敏:B

魔力:S

精神力:S


スキル

光魔法LV10


称号

なし


ーーーーーーーーーー


「うわわ!なにこれ!?」


 あれは……ジャオンのステータス画面……やっぱりあるのね乙女ゲーにはなかったステータスやスキルが!なんだか楽しくなってきたわ!


「はい、確認しました。やはりレイグランドの人はLv低いのに能力がすごいですね!」

「へ?どうもありがとうございます?」


 次は私の番です!いったいステータスはどれぐらいあるのでしょうか!強くなってるのかもわからない状態からも遂におさらばってことですね!


「お次の方どうぞ」

「はい!”能力開示”」


ーーーーーーーーーー


マルレリンド・ドレストレイル(出奔)


国籍:レイグランド

職業:家出娘


Lv3


HP #E-OF!/#E-OF!

MP #E-OF!/#E-OF!

ST #E-OF!/#E-OF!


体力:#E-OF!

筋力:#E-OF!

防御:#E-OF!

俊敏:#E-OF!

魔力:#E-OF!

精神力:F


スキル

□□□、□□▫□□、魔道具技師Lv4


称号

なし


ーーーーーーーーーー


「ありゃ……ほとんど表示できませんね、外国の方はたまにあるので気にしないでくださいね」

「ええ……そうなのですか……」


 何よこれ!ほとんど表示されないし!唯一表示された精神力はFって低い!低すぎるよ!そして名前の横には出奔って付いてるし職業は家出娘って!そこは冒険者でしょ!なに!?実績なの!?実績がないと職業として認められないの!?


 いやぁああぁぁぁあああ!


「……とりあえず職業は魔道具技師として登録しておきますね」

「……はい」


 さっきまでのワクワクした気分が台無しだわ……。

 

「家出娘って……お姉ちゃん面白すぎ……ぷっ…あはははは!」

「ちょっと!笑わないでよ!失礼でしょ!」

「ごめんて~」


 職員のみなさんも苦笑い……変な雰囲気のまま持ち物検査へ。アリッサは日用品と杖しか持ってなかったので問題なく通れましたが、私の荷物の折れた剣3本と魔道具用資材のせいで審査のため少し足止め。剣は折れて機能を失っているということでokが出て、資材の方は輸入というほどの量ではなかったので無事に通ることができました。


 出島から本土にかかる大きな橋を渡り、レンさん一行と合流して「では我が家にご招待しよう!」と張り切るレンさん後について屋敷へと行くことになりました。



戦闘があるゲームと言えばレベルにステータスとスキル!

乙女ゲーの世界ではレベルの概念がなくステータスが直接上がるので国境を超えた瞬間に魔物を倒した蓄積経験値で一気にレベルが上がりました。アリッサは後衛で直接倒した魔物の数が少なくLv12止まりで、マルレはレベルアップに必要な経験値がすごく多いのでいまだにLv3です。

マルレのステータスはアレなので表示されませんでした!

スキルは流魔血と清潔の祝福なんですけどね似たスキルがこの世界になかったので表示されませんでした。


次回はガオゴウ家での出来事の予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ