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怪力悪役令嬢は冒険者になりたい!  作者: タハノア
邪竜物語に首を突っ込む編
101/158

101-増強魔法で魔法露天

評価者数が15人になり、ブックマーク登録も242件になり

総合評価が608ptになり600を超えました!

総合ユニークアクセスも3万越えてますます好調です!

皆様ありがとうございます!

 外道丸さんと会った翌朝、各ギルドに納品して技書を受け取り端数は売却しました。


 貰った[技書]は、


 増強魔法:Lv2[鋼殻]、Lv3[瞬速]、Lv4[剛力]、Lv5[魔力の泉]、Lv6[体力の泉]


 無属性拳法:Lv5[挟掌壁]


 魔道具技師:Lv2[魔道具知識1]、Lv3[魔道具知識2]、Lv4[魔道具知識3]、Lv5[魔道具知識4]、Lv6[消費削減制作]


 鍛冶師:Lv2[鍛冶製品知識1]


 以上の12個です。お金をためて、きのくえ屋に行かないといけませんね。


 スキル上げで作ったものを売り払いたいので、需要を調べるためにちびヒゲ爺に魔道具と鍛冶製品の需要を聞いた。魔道具は自分の使える魔法を封じ込められる[金属札]が品薄で、鍛冶製品は消耗しやすい武器が種類を問わず全体的に不足しているらしい。


 私はまずアリッサに指摘された魔法露天の開店と[魔道具作成]で必要になる[増強魔法]から極めることにした。


 転移門がある人通り多い広場でアリッサと一緒に魔法露店を開きながらスキル上げをすることにした。相場や、やり取りがわからなかった私は、まずは見学することにした。


「アリッサちゃん!おはようさん!お?今日は二人なのかい?」


 すぐにアリッサの顔見知りのお客さんがすぐにやってきた。


「はい!今日から二人で露店を出す予定なんです」

「はじめましてマルレリンドです。今日から増強魔法の露天を始めるのでよろしくおねがいしますわね」


 とりあえず自己紹介と何の露店を出すか伝えておいた。


「増強か~そいつは助かるね!」

「それで今日は何にしますか?」


 無駄話に移行しないようにすぐに注文を聞くアリッサ。

 

「昨日の疲れが抜けきってなくてねぇ~[気力回復]を頼むよ!」


 [気力回復]光魔法Lv2のSTを回復するテクニックね、疲れが取れないときに!ってまるで栄養ドリンクみたいね……。


 アリッサは[気力回復]をかけてお客さんからお金を受け取った。その金額はなんと[河童の皿]1枚と同じ値段でした!


 消費者との間に人が入らない直接販売!……これは儲かる!


「おー!気力全開だぜ!ありがとな!」


 そう言ってお客さんは嬉しそうに仕事場へと向かっていった。

 

「こんな感じよどう?」

「いいですわね!すぐに私も増強魔法を鍛えて露天を出しますわ!」

「でしょ!学生の頃からやってたから、なれたものよ!」


 学生時代に()()()()()()()からカフェに行こうと言ってたのは親からお小遣いをもらったわけでもなく、生活費を節約して溜めたのでもなく、こうやって稼いでいたのね。


 それからアリッサは[召喚魔法]でLv7の[黒狐]を出しっぱなしにしながら、魔力調和のLv7の[魔力消費低減]を維持しつつ[瞑想]で魔力を回復し[奇跡魔法]Lv7の[解呪]を連打したりして修行と稼ぎを両立していた。


「すごいわね、無駄の無さに感心するわ」

「でしょ~私もそろそろ海老天丼でも食べようと思ってるのよ」

「天丼!?私もがんばりますわ!」


 それから私も[増強魔法]を自分自身に連打した。


Lv1の命中力が上がる[心眼][心眼][心眼][心眼]……


Lv2の防御が上がる[鋼殻][鋼殻][鋼殻][鋼殻]……


Lv3の俊敏が上がる[瞬速][瞬速][瞬速][瞬速]……


Lv4の筋力が上がる[剛力][剛力][剛力][剛力]……


Lv5の魔力自然回復量が上がる[魔力の泉][魔力の泉][魔力の泉][魔力の泉]……


「え?アリッサ[魔力の泉]かけてほしいの?いいわよ!はいどうぞ!」

「うわ~すごい回復する!捗る~」


Lv6のHP自然回復量が上がる[体力の泉][体力の泉][体力の泉][体力の泉]……


 スキルはどんどん上がり3時間ほどでLv7まで上がってしまった。10時間でLv10目安で折返しがLv8ぐらいだからだいぶ早いわね。


「マルレ……3時間ぶっ続けで瞑想どころか休憩すらとってないけど、魔力切れないの?」

「え?ああそうですね……少し減ってる感覚はありますね。ちょっと見てみましょう”能力開示”」


ーーーーーーーーーー

Lv3

HP #E-OF!/#E-OF!

MP 999684/#E-OF!

ST #E-OF!/#E-OF!

ーーーーーーーーーー


「あ!数字が見えましたわ!ほら!」


 私は半透明の板をアリッサに見せる。


「99万……体感でどれぐらい減ってる感じ?」

「ほんの少し?というか魔法使うのやめるとすぐに回復……あ!また表記が#E-OF!にもどりましたね」

「あ~そうだった……マルレがすごいのは筋力じゃなくて魔力だった……魔法使えないから忘れてたわ~」

「今更何を言ってますの?この細腕に筋力なんてあるわけないじゃないのよ」


 そんな話で魔力の回復時間がないから早く上がったんだなと納得して、ついに魔法露天を始めた。


 露天を始めた途端にすぐにお客さんがやってきた。


 大工などの力仕事をする人たちは[剛力]を配達人は[瞬速]を猟師にいたっては[心眼][鋼殻][瞬速][剛力]のフルセット!お金を払っても稼ぎ効率が上回るそうです。


 効果も3時間もあり「長い!」と驚いていました。そんなわけでもう笑いが出そうなほどの大盛況!お昼前には”きのくえ屋”で[増強魔法]の[技書]が全部買えるほどの稼ぎになった。


 私は午後のためにアリッサと別行動をとり一人できのくえ屋に行き、気力自然回復量が上がるLv7[気力の泉]と増強魔法の効果時間が倍になるLv8[増強延長強化]そして[心眼][鋼殻][瞬速][剛力]の効果が同時にかかるLv9[鬼人化]を買ってきました。「ゆっくりしていけよ」という外道丸さんを振り切り、昨日食べそこねた餃子もガッツリ食べてきました!


 食事に満足した私はエードの広場へと戻ってきた。 


「ただいま~アリッサ~」

「お帰りマルレ!うっ……餃子食べたわね……」

「あら!よくわかりましたね」

「あ……うん……」


 あら?なんか様子がおかしいわね?あっ!と思った瞬間に浄化の祝福を発動し私の口の中がキラキラと光り浄化された。そして変な空気になった。


「ご……午後からも頑張ろ~」

「そうですわね……がんばりましょう」


 午後は露天をして稼ぎながらたっぷり6時間スキル上げしたところスキルがLv10になった。


「敵に使用しないスキルってすごい上げやすいわね……一日で終わっちゃった」

「1つだと早いね~私は全部1ずつ上がって8になったよ」


 それもそのはず1つのスキル魔力回復時間込みで10時間と設定されているのでを9時間みっちりやればそうなります。


 意外に早く終わったスキル上げだった。さーて!明日は[魔道具技師]を上げましょう!そうと決まれば早速技書の買い出しです!


 夕飯前にきのくえ屋に行き[魔道具技師]スキルの[技書]のLv7[性能重視制作]Lv8[魔道具知識5]、Lv9[魔道具知識6]を買ってきた。


 外道丸さんは酔いつぶれて岩の上で寝ていたのでそっとしておいた。


ーーーーーーーーーー

スキル()は上昇値


剣術Lv0.1、格闘Lv7、

無属性拳法Lv4、増強魔法Lv10(+9)

魔道具技師Lv4、鍛冶師Lv6

採掘師Lv10

筋力増加Lv1、投石Lv0.1


合計値 41.2/60

ーーーーーーーーーー

新しいテクニック


 増強魔法:Lv2[鋼殻]、Lv3[瞬速]、Lv4[剛力]、Lv5[魔力の泉]、Lv6[体力の泉]、Lv7[気力の泉]、Lv8[増強延長強化]、Lv9[鬼人化]

 

 無属性拳法:Lv5[挟掌壁]


 魔道具技師:Lv2[魔道具知識1]、Lv3[魔道具知識2]、Lv4[魔道具知識3]、Lv5[魔道具知識4]、Lv6[消費削減制作]、Lv7[性能重視制作]Lv8[魔道具知識5]、Lv9[魔道具知識6]


 鍛冶師:Lv2[鍛冶製品知識1]

ーーーーーーーーーー


 貴族のお茶に自力で付き合うためにアリッサがひねりだした執念のお金稼ぎ方法が判明しましたね。すぐ仕事を辞めたのもこれで稼げるってわかっていたからです。


 3年一人だった外道丸さんはもっと絡んでほしいと思っていますがマルレはこれをスルー!やけ酒でグッスリでまた機会を逃してましたね!そのうち何かやらかしそう?


 次回は生産スキル上げを一気に終わらせる予定です!

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