決断
この話は言葉が変なところが多いと思いますが暖かく見てください。
書くのが下手でごめんなさい。
「…どういうことだ?」
俺はやっとの思いで藤川アリスに問いかけた。
そうすると藤川アリスは語り始めた。
なんでも偶然町の中で見た俺に一目惚れしたらしい。
しかし、俺は普通の家庭であり藤川アリスは結構なお姫様なので会うことが出来なかった。
そこで東堂アリスを利用したらしい。
そこで藤川アリスは話すのをやめた。
「どう?これが真相よ…!これで本当の婚約者が誰か分かったでしょう。」
「そうだな…ここまで聞いたら本当のことなんだろう。でも一つだけ聞いていいか?」
俺がそう言うと彼女は頷いて
「何よ?他に聞きたいの?」
「ああ…お前とアリスはどういう関係なんだ?」
そう、俺はこの話を聞いている中でずっと気になっていたのだ。
「なぜお前はアリスにそんなことが頼めたんだ?」
そう言うと彼女は笑顔で
「決まってるじゃない、親友だったから頼んだのよ」
しかし、俺はまた事の顛末に矛盾がある事を感じた。
なぜ東堂アリスの親父さんは俺とカレンが結婚することを許したのか?
いや、そもそも藤川アリスが俺の本当の婚約者である事を知っていたのか?
俺は気になってしまいまたもや藤川アリスに聞いてしまった。
「なあ東堂アリスの親父さんは俺とお前が本当の婚約者っていうことは知っているのか?」
「その事についてはね…東堂アリスが間違えて国王様に言ったのよ…!」
彼女の顔から笑顔が消え、怒っているように見える。
「全部…全部東堂アリスが悪いのよ!私は…ちゃんと言ったのよ!」
俺の顔を見て彼女は言ってくる。
だから俺も目をそらすわけにはいかずきちんと正面を向いて話を聞いた。
しかし、ここで東堂アリスのせいと言ってくるのが気になってしまい聞き返した。
「あいつの…アリスのせいってどういう事だよ?」
「私は藤川アリスが空我と婚約したって国王様に伝えてって言ったのにあいつは自分が空我と婚約したって伝えたのよ。でも空ちゃんが大きくなったらね!って言ってくれたおかげで大ごとにはならなかった。私はそのあとアリスに聞いたわ。なんで私の事なのにあなたの事にしてるの?って。
そうしたらね、あの子は笑顔で言ってきたの…」
語り出したアリスにはもう怒っている様子はない、
どちらかと言うと清々しい感じかしている。
その様子から何を言おうとしているのか分かってしまった。
(そうか…俺ってバカだな…)
そう考えていると彼女はこちらを見て言った。
「私はあなたに負けないくらいに空ちゃんが好きなの!いつか大きくなったらくうちゃんを賭けてバトルだね!って。」
「そうだな…あいつはやっぱりおてんばだからな…
人の気持ちも考えないで勝手にさ……」
俺はもうどうしようか決めていた。
「じゃあ藤川、いやアリス…俺はもう行くから」
彼女は何も言わずにそのまま俺を玄関まで送ってくれた。
俺は最後に何か言おうと思ったが何も口に出なかった。
そのまま向かおと思った時、
「ねえ空ちゃんこっち向いて」
「なんだよーー!」
俺が言い終わる前に俺の目の前には藤川アリスの顔があった。
距離で言うと5センチくらいだ。
言わずとも分かると思うが俺はキスをされていた。
時間にしては短かっただろうが俺には長く感じた。
そして彼女から離れていき、俺を見た。
「空ちゃん…やっぱり私は空ちゃんが大好きだよ!
だからね?ずっと一緒にいようよ!」
彼女は泣きながら俺に言ってくる。
しかし、 俺にはもう彼女に幸せをあげることは出来ない。
だから君は他の人と幸せになって。
そう言おうとしたが唇が動かなかった。
「ねえ空ちゃん…最後にさ空ちゃんの好きな人を教えてよ。」
俺は眼を見開いた。
でも、それだけは言っておかないといけないと思い俺は彼女に言った。
「俺の好きな人はーー」
俺が言い終わると彼女は笑顔で
「バイバイ、空ちゃん」
そう言って玄関のドアを閉めた。
しかし、締め終わる前に俺は足を挟んでいた。
すると彼女は驚いた表情で
「もう私にはくうちゃんと関わる権利がないんだ!!
だからもう帰ってよ!!」
俺はさっきから彼女に言いたかった事を言った。
「バイバイじゃねえよ。俺たちは友達だろ?だったらさ…」
「またね!だろ?」
俺が笑顔で言うと彼女も笑顔で
「またね!くうちゃん!」
「おう!またな!!」
そう言うと今度こそドアを閉めた。
「っし!俺も行くか!!」
俺は藤川アリスではなく、残りの2人のうちどちらかを選んだ。
(俺はもう迷わない!決めたんだ!!」
俺はそう決断し藤川家を後にした。
そろそろクライマックスです!
アリスを選ぶか、カレンを選ぶかどちらでしょうね?笑笑
結ばれなかった方も番外編として書こうと思います。
ブクマしてくださってる方下手くそな作品ですが本当にありがとうございます!