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始まり…

久しぶりの投稿でまだ全然上手くないですがよろしくお願いします!

「ねぇ、アリスちゃん」

「なぁに?くうちゃん」

「大きくなったらねぇ…僕と結婚してよ!」

「イイわよ!楽しみにしてるわね!!」

それから10年後ー


ここはとある国にある町だ。

町といってもさほど大きくなく、町の中心に城があるくらいだ。

まぁ、その城のお姫様は空我と幼馴染なのだが…

俺の名前は内山空我今年で17歳になる。

「あぁ、この町は昔と変わらないなぁ〜」

のどかに町を歩いていると後ろからドタバタと慌ただしい音が聞こえる

「姫様!城にお戻りください!!お父上がお怒りですぞ!」

「嫌よ!私は外の世界に飛び出したいの」

聞き覚えのある声がする。

俺は無視するわけにはいかず声をかけてしまった

「アリス〜!何やってんだー?」

そう言うとアリスがこっちに走ってくる。

(おい!?こっち来んなよ!)

逃げようとしたが遅かった。

俺はアリスに捕まった。

「久しぶりね!空我!!いつぶりかしら?」

「去年の正月以来だよ…//」

「何照れてんの??あんた」

(お前の顔が近いから!とか言えねぇよ)


彼女の名前は東堂アリス。言うまでもなく古くからの付き合いである。

俺は昔アリスと結婚の約束をしている。

が、当の本人であるあいつはその約束を覚えていないようだ。

そうこう考えているうちにあいつから話しかけられた

「って!それどころじゃないわ早く逃げるわよ!!」

彼女は俺を引っ張って走り出す。

「ちょっと待て!!俺これから家に帰るんだよ。

どこに連れて行く気だ?」

そう聞くと彼女は意地悪い顔を浮かべて言う。

「もちろん…あたしたち2人の秘密基地よ♡」

この時、俺はまたアリスに惚れてしまった。


しばらくすると丘の上に着いた。

ここは町の奥にある町を見渡せる絶景の場所だ。

「うわー!懐かしいわねー、あまり変わってないじゃない。」

「俺も久々に来たけどあまり変わってないな!」

俺たちは興奮した状態で周りを歩いている。

「そういえばさ、なんでお城から逃げたんだ?」

俺は軽い気持ちで彼女に聞いた。

すると彼女は平然と

「私のお父様がね、結婚相手を決める!って言ってるのよ。私が嫌だって言ったら、これは決まっていることだ!って言われたから腹がたって…」

俺はそれを聞いた瞬間びっくりした。

(アリスのやつ結婚しないよな…)

「へ、へぇ〜良かったじゃん…」

だけど俺はこの言葉しか言えなかった。

一国の姫とただの幼馴染がつり合うはずがない。

そう考えたからだ。

アリスも軽く返してくると思っていた。

だけど、予想していた反応とは違った。

「あ、あんた本気で言ってんの?」

「ああ、本気だよ。お前が嫌でも嬉しい事なんじゃないのか?ていうか、なんでちょっと怒ってんだよ?」

「何でもないわよ!分かったわ、結婚の話進めるようにお父様に言っておくから!じゃあ帰るわね!」

あいつは機嫌が悪いまま帰っていった。

なぜ怒ったのかは俺には分からない…

「俺はお前が不自由ない暮らしをしてくれればと思ったんだよ…アリス…」

俺の声が空に響いた。



俺が町に帰るとアリスのニュースであふれていた。

「聞いたか?!アリス姫が結婚されるってよ!」

「ああ、何でも他の国の王子らしいぞ!」

俺はただ呆然としていた。

(俺があの時あんな事言わなければな…)

俺は後悔しか残らなかった。

俺はそのまま家に帰り母親に聞いた。

「なあ母さん。アリスの結婚式っていつなんだ?」

「確かね、3日後だったよ〜」

「分かった。ありがとう!じゃあちょっと出かけてくるわ」

「気をつけて行ってらっしゃい。」

俺は家を飛び出しアリスの家に向かって行った。


しばらく走った後、俺は歩きながら考えていた。

(俺が会いに行ったらあいつはどんな顔するんだろ)

そんな不安をしながら歩いていたら、あっという間に家の前に着いた。

そこにはデカいドアがある。

「城だけあって流石にデカいな…」

俺は備え付けられているベルを鳴らした。

ベルを鳴らして出てきたのは、あの時アリスを追いかけていた執事だった。

「あれ?空我様、どうかされたんですか」

「ああ、ちょっとアリスに話があるんだ。入れてくれないか?」

「ええ、分かりました。お入りください。」

俺が城の中を歩いていると見知らぬ女性から声をかけられた。

「あら?空我様じゃありませんか。」

(凄え綺麗な人だな、誰だろ?)

俺はドキドキしながら名前を聞いた。

「あ、あの失礼ですが誰でしょうか?

全く記憶にないんですけど…」

俺がそう聞くと彼女は笑顔で

「私は東堂カレンです。お久しぶりですね。」

「えっ!カレンちゃん?凄く綺麗になったね!

気づかなかったよ!」

「もう、やめて下さいよ//」

俺がそう言うと彼女は照れた。

カレンちゃんは俺とアリスの2歳下の15歳でアリスの妹だ。

わんぱくな姉と違って大人しいいい子だ。

「えっと…アリスの所に連れて行ってくれない?」

「分かりました」

俺はアリスに本当のことを言おう、そう思った。

次以降も更新するのでよければ是非見てください!

感想をお待ちしてます!

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