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魔法師Mの物語  作者:
第二章 記憶喪失と兄妹関係
98/222

黒井博士の脱走と、ついに黒服が動き出す

 「侵入者発生――侵入者発生――」

 「総員は直ちに侵入者を排除せよ!繰り返す!総員は直ちに侵入者を排除せよ!」

 「了解!!」

 

 「やっと来たか・・・あぁ~長かった」


 

 翌日の朝 雪村の自宅

 「ふぁ~あ。眠い・・・」と郵便受けから新聞を取り出し部屋へと戻る。

 

 6時、研究所にある力輝の部屋

 力輝はいつも通りに目が覚め、すぐさま制服へと着替えている途中・・

 ガチャン!!


 「えっ、ちょっ・・」

 なんかいつもより早い!??

 ガチャン!と部屋を開けられてしまう。鍵なんてないのでロックもできない。

 でもセーフだった。物音で気が付いたので慌てて作業を中断する。


 「はぁ・・・はぁ・・はぁ」

 走って来たのか息切れしながらこっちを見る雪村。

 「どうしたの?そんなにあわてて?」

 そこまで慌てる理由が検討もつかない力輝は雪村の行動が理解できなかった。

 するとそこへ工藤さんもやってきた。


 「力輝!?無事だったか」

 「工藤さんまで・・・どうしたんですか?」と聞くと工藤さんは持っていた新聞を力輝に渡す。

 「今日の朝刊だ。ここを見てくれ」

 言われた通りにその部分記事を読む。

 

 「黒井千里容疑者、刑務所から・・・脱走?!」

 「昨夜未明に黒井博士の刑務所に侵入者が入った。その隙を見て牢屋から出て

 脱走したと考えられる」←工藤

 「そんな・・・」←力輝

 どうしてだろう?力輝の両手が突然震え始めた。

 

 「報道もその話で大騒ぎしています。早く捕まえないとまた犠牲者がでるかもしれません」

 「しかし、居場所が分からなければどうにもできないだろ?むやみに探すのもリスクが大きすぎる。恐らく博士は力輝を狙ってくるだろう」

 

 

 その頃、あるビルの屋上にて一人の男性がいた。

 「さぁ~て。そろそろ行こうかな。待っててね、僕の最高傑作ちゃん」

 

 そしてある廃工場では

 「準備が完了しましたので、作戦を実行に致したいと思います」

 「奴が動き出している。なんとしても奴より先に例のものをとれ」

 「かしこまりました・・ボス」

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