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魔法師Mの物語  作者:
第二章 記憶喪失と兄妹関係
91/222

特進という壁にぶちあたり、そしてDVDの内容把握ミスでどうしたらいいのかわからないヘタレ

 部屋に入って、力輝はさっそく自分の部屋で勉強する。

 「小テストってどのあたりなの?」

 「えっと・・・ここですね」と教科書に付せんしてあるところを橋屋さんに見せる。

 すると橋屋さんは「えっ・・・」と驚き、教科書をぺらぺらとめくり始めた。


 力輝は彼の行動を見て、どうしたんだろう?と心配する。

 「大変だね。特進って」

 「はっ、はい・・・」

 

 橋屋さんは、レベルの違いを圧倒的に見せられたのでありました。

 

 数分後。

 「おまたせしました」

 「あれ?もういいの?」

 「はい。大丈夫です。これでばっちりだと思います」

 「そっ、そっか・・・」

 さきほどのことが頭によぎる。さすが工藤さんだな・・・。


 彼女は記憶を失った後も、こうやって予習と復習することで現在の成績を保っている。

 それに曖昧ではあるが彼女はそうやらないといけないと、どことなく思っているらしく、やらないと落ち着かない。

 

 「じゃあ、DVD見ましょう」

 「あっ、うん」

 

 橋屋さんはDVDをセットして再生ボタンを押す。

 「あっ、これ。友達が言ってた恋愛もののやつだ」

 「えっ!?」

 

 橋屋さんは思わずびっくりする。DVDの内容を読んでいなかったのか、すぐさま

 DVDを確認する。


 「あっ、始まりますよ。どんなんだろうな」

 「(すぐ追いかけたから内容まで確認してなかった・・・くそぉ。田原のやつ)」

 見るのやめようと言っても今更だと思い、橋屋さんはあきらめてみることになった。

 

 

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