橋屋恭也と工藤力輝の遊園地デート2
「すごいですね。こんなところなんですね、遊園地って」
たくさんの乗り物に、たくさんの人々。彼女にとっては新鮮なものであった。
それを見た橋屋さんも楽しそうにしている姿を見て、誘ってよかったなとほっとした。
「どこか行きたいところある?合わせるよ」
橋屋さんはさきほどもらったパンフレットを開いて彼女に見せる。
「えっ、悩むなぁ~どうしよう」
「楽しそうだね~力輝ちゃん」←美咲
美咲さんはひっそり見守る。
「高いところが大丈夫なら、ジェットコースターとかどう?」
「ジェットコースター?ってなんですか?」と彼女が橋屋さんに聞いたその瞬間だった。
急に大きなゴゴゴゴォーという音に「きゃあああーーー!??」という悲鳴が二人の耳に響いたのである。
「あれが、ジェットコースターだよ」と橋屋さんは説明する。
それを聞いた力輝は「あれが・・・」と目をキラキラさせてジェットコースターを見つめる。
「すごい。ぐるぐる回ってる!?わぁ~あれ乗ってみたいです!」
「じゃあそこに行こう」
「おっ、ジェットコースターかな?見失わないようにしないと」
美咲さんは二人のあとをついて行ったのでありました。
一方その頃、三人組は遊園地に向かう途中であった。
「まったく遊園地なんて何考えてるんだよ、あいつ」
「まぁまぁ機嫌悪くすんなよ、雪村」
「そもそも先輩がチケット渡したから・・・「雪村、済んだことは仕方ない。今は遊園地に行って田原と合流することだけを考えろ」
「・・・はーい」
遊園地に到着するまでもう少し時間がかかるみたいである。




