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魔法師Mの物語  作者:
第二章 記憶喪失と兄妹関係
69/222

田原美咲の麻薬×ではなく魔薬○に関する授業2

前回に続いて会議室。

 

 「ほぼ任せっきりだったが、調査結果は以上だ。引き続き情報が分かり次第、知らせよう」

 「と、言うわけで」


 すると、美咲さんが待ってましたかのような口ぶりで言う。

 「せっかく皆さんに集まってもらいましたので!只今より美咲ちゃん特別講座を開催した

 いと思いまーす!」

 

 「一人でやってください」←雪村

 「特別講座ってまさか勉強じゃないよな?」←夜見

 「俺も暇じゃないんだが」←橋屋

 

 「先ほどの事件に関するおさらいですよ~それでも聞かない?」

 「聞きます」←夜見・橋屋

 「・・・」←雪村・力輝


 「では、さっそく始めたいと思います。工藤さん、お時間大丈夫ですかね?」

 「問題はない。俺も付き合おう」

 「工藤さんの了承も得たことですし、では改めて。美咲ちゃん特別講座を開催します!」

 

 ぱちぱちぱちぱち~

 「雪村も拍手!!」

 「やりませんよ」

 雪村以外は全員拍手をした。工藤さんは偉いので除く。

 

 「では。始めますね~まずは」

 カキカキカキカキ~~~~(ホワイトボードに書く)


 『魔薬 成功→一時的な攻撃・防御を可能にさせる

          主な使用者は魔法が使えない人のため』

 『結果→失敗 理由:使用による副作用(症状、頭痛)で没になる』


 「魔薬に関してです。そもそも魔薬とは偶然出来たもので、緊急事態に魔法が使えない人でも一時的に魔法が使えるように対抗・防御対策としての研究をしていたんだけど・・さっきも言ったとおり副作用が原因で没になってしまったの」

 

 「確かに使った奴がそんなことになったらな~現状にもよるけど」←夜見

 「そうだな。でも改良とかできるだろ?やらなかったのか?」←橋屋

 「良い質問だね。それがね、資金不足ということで中断という形で幕を閉じました」

 美咲さんはしょんぼりとする。


 「悲しい現実だな」←夜見

 「どこの世界もみんなお金なんだな」←橋屋

 

 「うん。それからしばらくして人体に害を及ぼすということで魔薬は使用禁止になった。でも魔薬はどこからか出回り始めたの。そのため、魔薬を開発した研究チーム達を拘束したんだけど、誰もそんなことをしていないというばかり。そのため、警察は彼らを死刑にすることにした」

 

 「ひでぇ・・・」←夜見

 「誰もはかないからって死刑にするなんて」←橋屋

 「けど。魔薬はそれでも出回り続けたんだね」←雪村

 「うん。麻薬同様に密売人がいるみたいで、結局研究員たちを死刑しても止められなかったの」

 

 『魔薬の歴史は△■21年から逮捕者続出』

 「この年から一番、魔薬使用者逮捕続出したことによって病院は大渋滞したらしいよ。それを気に多くの記事やら報道で魔薬特集が組まれてね。それによって使用者は激減したらしいんだけど・・・」


 「それが今回の事件に使われたことで、もしかしたら・・・また使われる可能性もある」

 「第三者、本当の本当に何者なんだよ!?」←夜見

 「落ち着け。イライラしたって仕方ない」←橋屋

 「そうですよ。落ち着いてください」←雪村

 「お前に言われると余計イライラするんだが」←夜見

 

 「と、こんな感じで魔薬の歴史を簡単ですがまとめてみました」

 

 

 

 

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