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魔法師Mの物語  作者:
第一章 新たな生活と力輝の過去
6/222

研究所はにぎやかです

朝食を済ませたあと、会議室で美咲さんの授業を受けていた。

といっても「工藤さんから資料をもらってるから」とその通りに進めているらしいが。


それから数時間後のことだった。

「ここがまだよくわからなくて」

「あぁ~これはね~」と言った瞬間にガチャっ!と会議室の扉が開かれた。


「失礼しやーす!!」

「「・・・・・・!?」」


突然の来客で固まってしまう。美咲さんもだったが、はっとして「夜見、何しに来たの?」と私から離れて夜見さんのところへ。


やってきたのは夜見さんだった。

しかし来客は夜見さんだけではなく、もう一人知らない男性がいた。

黒髪の短髪で夜見さんと同じ背の高さがあり、目つきが少し怖い。


「もうお昼だぞ。休憩しようぜ」と会議室にある時計を夜見さんが差す。

「あぁ、もうこんな時間だったのね」


時計を見て美咲さんも納得したもよう


「腹が減っては戦はできぬっていうだろ?食堂行こうぜ」

「俺は帰る」

「はっ!?恭也、何言ってるんだよ」

「俺は帰る」

「あぁ、待てって!好きなの奢るから帰らないでくれ!」と恭也さんを止めようと必死な夜見さん。



結局、話は夜見さんが恭也さんの大好物のメロンパンを奢るということで4人は食堂へとやってきたのでした。


「紹介するよ。こいつは橋屋恭也はしやきょうや、俺の一番の親友」

「いつから俺は親友になったんだ?」

「えぇ!??俺達ずっと一緒にいるじゃん」

「学校と研究所だけだろ」

「恭也冷たい!!」


恭也さんの冷たい態度で夜見さんは泣き出してしまった。

それをなんともないかのように見ている恭也さん


「気にしないでね。この二人はいつもこうだから」

「そっ、そうなんですか?」


そしてこの会話が終わりそうになかったため美咲さんは「ほっといて、もどろっか」と二人を置いて行ってしまった。



会議室で引き続き授業を受けていると、またガチャっと扉が開かれる。

「助けてくれ」と恭也さんが青ざめた表情でやってきた。それをみて「どうしたの?」と声を掛ける美咲さん。


「とにかく来てくれ」と美咲さんの腕を引っ張る恭也さん。

「あっ・・・ごめん、ちょっと自習しててね!」と美咲さんは行ってしまった。


それから約2時間ほどで戻ってきたが、なにがあったのか美咲さんは教えてくれなかった。




翌日の朝、工藤さんがいつものように起こしにやってきた。


「昨日はどうだった?」

「えっと・・・・・・・いろいろと、騒がしかったです」

「?」




美咲さんは恭也さんに引っ張られて食堂の方へと戻ってきた。

すると夜見さんが泣きじゃくっていて・・・

「俺は恭也がいないと・・いないと・・・だめなんだ・・・・(泣)」

「これ、なんとかしてくれないだろうか」

「う~ん~こうなったら約2時間放置して立ち直るの待つしかないね」

「2時間も待つのか!?」

「こいつ、2時間もすれば立ち直るから。心配しなくても大丈夫だってwwww」

「(だっ、大丈夫なんだろうか・・・)」



・・・という話でした。

2時間経って、夜見さんは立ち直りもとにもどりましたとさ。


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