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魔法師Mの物語  作者:
第二章 記憶喪失と兄妹関係
59/222

最後の展開がひどすぎる

「まだまだ夜は長いぜー皆の衆。お次はこれだ!」と美咲さんがまたしてもDVDを取り出した。


 それを雪村が受け取る。

 「ファンタジーものですね。魔法使い見習いのある世界の少女が、修行のために地球にやってきてとある町に住む少年に恋してしまう・・・ふーんー」

 「それで最後にしておけ。お前たちも学校があるんだからな」

 「はーい」×5

  

 数時間後

 『ギャギャギャ。貴様はここで終わりだ』

 『くっ・・・まだっ。まだ・・終わりじゃない!私は彼を・・・この世界を・・・私が、守って見せるんだからっ!!?』

 『ギャーギャギャギャギャ。バカめ、貴様一人に何ができる、ギャーギャギャギャ』

 『一人じゃない』

 『なに!?』

 と、そこに現れた一人の少年。その正体とは!

 『どっ、どうして貴方がここに?』

 『説明は後だ!今はこいつを二人で力を合わせて戦おう!』

 『はっ、はい!?』

 

 「「おー」」夜見・美咲

 「切り札は、最後まで取っておくってやつか」←橋屋

 「かっこつけたいだけでしょ」←雪村

 「お前ら静かに見れないのか?」←工藤

 「・・・・」

 

 数分後

 『教えてください!貴方はいったい!?』

 『だましていてすまなかった。僕は、君と同じ魔法会からやって来た監察官。君の修行をこっそり見守っていたんだが、こんなことになってしまって・・・』

 

 「これ、最後どうなるの?」←夜見

 「見てれば分かるよ」←美咲

 「だいたい検討付きますけどね」←雪村

 その他は黙って観ています。

 

 『それで君の気持ちは嬉しいけど・・・僕にはもう既に婚約者がいるんだ』

 「えぇーーーーー!???」×3(夜見・橋屋・力輝)

 「うるさい!」×2(工藤・雪村)

 

 『えっ、婚約者!?誰なんですか?』

 『それは君も知ってる人だよ。・・・まりあ様だ』

 『うそぉ!?』

 

 「えぇーうそでしょ!!????』×4(夜見・橋屋・雪村・力輝)

 「だから、お前らうるさい!聞えないだろ!」←工藤

 「私もこれ見たときは驚いたわ」←美咲

 

 そして、終わった。

 「なんだよ、あのオチわ!?主人公が好きになった男の子に告白したら、もう即OKでハッピーエンドになるんじゃじゃねぇのかよ!?」

 「面白み溢れるファンタジーアニメだったよね~」

 「納得すんじゃねぇよ!?これ子供向けアニメだろ?何考えてるんだよ、これ作った会社は!?」

 「あぁ、ちなみにこれ原作漫画あるよ?買う?」

 「買わねぇよ!誰が買うか!?」

 夜見さんは美咲さんともめている。

 

 「最後のオチ、びっくりしましたね」

 「僕もこの流れだと、彼がOKしてハッピーエンドだと思ってたから・・・さすがにびっくりしたよ」と雪村と私が話していると

 「お前ら。子供向けアニメで大げさすぎだ。これは作り物であって本当にあったことじゃない」

 「それでも、びっくりしますよ・・・今日、俺寝れそうにないです」

 というより、夢に出てきそうです。と橋屋さんはまた思い出したようで顔が真っ青になりました。

 

 こうして美咲さんが持ってきたDVD観賞は強制的に終了し、すぐさま就寝することになりましたとさ。

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