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魔法師Mの物語  作者:
第二章 記憶喪失と兄妹関係
57/222

誰も使わないからといって、勝手に共有にしたら大変な目に合うに決まってる

「よし。じゃあお風呂入ろう」

 「俺達さっきシャワー浴びたからいいわ」

 「俺もいい」

 「えぇ~じゃあ、私力輝ちゃんと二人で入ってくるよ」

 「「わっ、ずるい!?」」夜見・橋屋

 「「・・・・・」」工藤・雪村

 「えへへ。女の子同士だからいいもんっ♪ささっ、いこいこっ」

 「あっ、ちょっと・・」

 私は美咲さんに背中を押されてお風呂場へと連れて行かれた。

 

 ちなみにお風呂場というのは、私の部屋のお風呂ではなく地下にあるお風呂場である。

 訓練の汗を流すために造られたものでよく利用されるのだ。


 「さささっ、いこういこう!!」

 テンションMaxだ~。

 「ちょっとやりたいことあるから、先に用意しといてね~」と美咲さんは服のまま中へと入って行った。

 私は一人取り残されたあと、更衣室で服を脱ぎバスタオルを巻いて中へと入った。

 「美咲さ・・・えっ?」

 

 私の視界には、だだっぴろいお風呂場の景色が。

 「これって・・・」

 「あっ。用意できたんだね」と美咲さんは平然としている。

 「すごいでしょ?もう私達以外誰もいないから、男女と分かれていた壁を外したの」

 はっ、はずした??


 「じゃあ私も用意するから先にお風呂入ってて」

 「あっ、はい」

 

 数分後

 「おっまたせ~さてさて、背中の流しっこしましょ」

 「えっ、いいですよ。一人で洗えますし」

 「遠慮しなくてもいいよ~さぁ~さぁ~!」

 めっ、目が怖い・・・・。

 

 「うわぁ、なにこれ壁が外れてる」

 「「っ!?」」

 聞いたことがある声が風呂場内に響いてきた。

 

 「あれ、雪村。工藤さん達と一緒じゃなかったの?」

 「シャワーを浴びに来ただけですよ。すぐに出ますからごゆっくり」

 「そんなこと言って~本当は覗きをしようとしてたんじゃ「先輩みたいによからぬこと企んでませんよ」とシャワーを浴びる雪村。タオル着用済み。

 

 「よし。じゃあさっきの続きをしましょうか~♪」

 ごしごしごしごし~~~~~~(背中のみ洗っているので、前はタオルで

 隠されている)

 

 「なんじゃこりゃ!?壁がない!?」

 「「「っ?!」」」

 「バカ、違うよ。これは壁が外れてるんだよ」

 「あっ、本当だ」

 

 夜見さんと橋屋さんもやってきた。ちなみに扉が開いていたので服を着た

 まま入って来た。

 「あらあら。夜見達も来たんだ」

 「雪村、お前何1人で風呂場来てんだよ!」

 「シャワー浴びに来ただけですよ。すぐに出ますよ」

 「お前ら一体何を騒いで・・・って、これは・・・」

 「げっ、やばっ」

 

 工藤さんまで現れたのを見て美咲さんが震えあがる。

 そして工藤さんは私達の方を見て「これはどういうことだ」と美咲さんの方を見る。

 「工藤さん。これにはふかーいわけが」

 「のぼせないうちさっさと出ろ」

 「はっ・・・はいっ!?」

 

 たっ、助かった?

 「あんたもさっさとでないとのぼせるよ」

 「あっ、うん」

 

 「なーんだ。もうでるのか。代わりに背中流しっ・・ぶはっ」

 バッシャーン

 夜見さんは橋屋さんによってお風呂に突き飛ばされました。

 「俺達のことは気にしないでいいから」

 「はっ、はい・・・じゃあ、失礼します」

 

 お風呂あがってすぐさま美咲さんは工藤さんにお説教され、夜見さんは橋屋さんにお説教されてたのでした。

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