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魔法師Mの物語  作者:
第二章 記憶喪失と兄妹関係
48/222

今時の女子の部屋ってなに?

「力輝ちゃん、退院おめでとう」

 「ありがとうございます」

 

 記憶はまだ戻ってはいないものの、身体の機能は問題ないとして退院することになった。だが、しばらく通院はしなければならない。

 

 「雪村、行くぞ」

 「はーい」

 美咲さんと雪村と一緒に工藤さんの車に乗り、研究所まで向かった。

 

 「力輝ちゃーん、退院おめでっ「どさくさに紛れて抱きつこうとするな」

 「よみさん、はしやさん」

 「力輝ちゃん。退院おめでとう」

 「ありがとうございます」

 「あぁーずるい!!!」と夜見さんが橋屋さんに言う。

 「なにがずるいだ。変態」

 「こら、お前ら。研究所の前で喧嘩をするな」

 「どちらかというと、やかましいぐらいですね」

 「いいじゃない。普通のお出迎えよりこっちの方が。ねっ、力輝ちゃん」

 「そうですね」

 

 わいわい騒いだところで力輝の部屋へと足を運ぶ。

 「じゃあ、しばらくは訓練とかできないんですか?」

 「あぁ。また気を失ったりしたら困るからな。しばらくは休ませる」

 「そうですね。確かに」

 「雪村、あとのことは頼むぞ。俺達はこれから用事がある」

 「えっ?僕だけ取り残されるんですか?」

 「時々様子見に行くからよろしくね~」と二人は去っていきました。

  ちなみに夜見さんと橋屋さんはお出迎えのみ。

 

 「えっと、中へ・・」

 「お邪魔します」とすんなり入る雪村。

 部屋に入るのはこれが初めて。中を見るとシンプルな部屋。

 

 「あんまり物とか置いてないんだ?今時の女子って部屋じゃないね」

 「・・・よく、わからないけど。そうなのかな?」

 「なんかおなかすいた~。何かない?冷蔵庫とか」

 「あっ。ちょっと待ってて」

  

 冷蔵庫を開けてみると・・からっぽ。

 「なにか買ってくるよ」

 「じゃあ、僕も行く。なにかあったら困るしね」

 工藤さんたちに連絡しておくと雪村は電話して、二人で買い物へ行くことになった。


 外へ出ることを知った工藤さんたちは夜見さんと橋屋さんに追跡を頼んだことを彼らは知りもしなかった。

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