表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法師Mの物語  作者:
第一章 新たな生活と力輝の過去
38/222

彼女を最高傑作と呼ぶ彼の正体は…

「また会えて嬉しいよ。僕の最高傑作ちゃん」

 「あなたは誰ですか?」

 「おやおや。僕の事を忘れたのかい?政府の奴らに、記憶を消されでもしたのかな?」

 「記憶?なんのこと?どういう意味ですか!?」

 

 それは突然すぎて、私にはなんのことだかさっぱりわからなかった。

 私達の会話を聞いて「知り合い?」「いや。そうには見えませんね」と彼らはそれでも私達の話を静かに横で聞くことにした。

 

 「その通りの意味だよ。君は僕が作った最高傑作なんだからさ」

 「私は人間です!ロボットじゃありません!!」

 「違う違う。君は何か勘違いをしている。君は人間だよ」とにこにこと笑う。が、しかしそれはすぐに悪魔の笑みとかす。

 「君はね。僕が実験して初めて成功した子なんだよ。レッドアイ持ってるでしょ?」

 「っ!??」

 

 「知ってた?それって、誰もが持っているものじゃないんだよ?この世に君だけしかその能力を使える人間はいない、超レアものなの!すごいでしょ!!」

 言葉を失った。彼が言うことになにも言い返すことが出来ないくらいに。なぜなら、私にはその記憶がほとんど存在しないからだ。

 

 「これを聞いてもダメみたいだね。なんだったら僕が連れて行ってあげるよ」

 「えっ?」

 

 彼はマジックでもするかのように大きめのマントをどこからか取出し「君がなぜそうなったのかを、この目でもう一度体験してくるといい」と次の瞬間スティックを私に向かって振りかざす。

 マントの意味はまったくなかったらしいがそんなこといっている場合もなく、私の身体は宙に浮いて「うぁあああ!??」と今にもどこかに飛ばされそうになったとき、雪村がガシッと私の服を掴み彼の後ろを夜見が両腕でぎゅっと重しになってはいたが、ひっぱられた途端に夜見がどこかにつまづいてうっかり腕を離してしまう。

 

 「しまった!??」

 「うわあああああーーーーー!!!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ