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魔法師Mの物語  作者:
第一章 新たな生活と力輝の過去
36/222

力輝に迫る謎の男性

また会えて嬉しいよ。僕の最高傑作ちゃん」

 「あなたは誰ですか?」

 「おやおや。僕の事を忘れたのかい?政府の奴らに、記憶を消されでもしたのかな?」

 「記憶?なんのこと?どういう意味ですか!?」

 

 それは突然すぎて、私にはなんのことだかさっぱりわからなかった。

 だけどこれは。私が忘れていた深い悲しみの記憶を思い出すたった一つの方法だったのです。


 

 いつものように学校へ行き授業を受けていた時でした。

 授業中、一人の生徒が窓の外を見ていたら突然何かに驚いた顔をし「うわああ!?」と悲鳴を上げました。それを聞いて先生は生徒に「こらっ、なにを大声出してる!」と言うと

 「あれ!あれ!」と窓の外に指を差しました。先生、その他私を含めての生徒も窓の外を見ると、見たこともない生き物が学校の校庭にいることに気が付いたのです。


 他のクラスもそれを見つけたようでクラス中が騒いでいた。

 そのあとただちに非難してくださいと校内アナウンスが流れて皆は混乱状態に陥った。

 教師は落ち着いて、と大声をだして生徒にゆっくり階段から降りるように指示を出す。


 下にあれがいるのに非難しろといったってな。と思っていたけれどやつは大人しかった。

 でも得体のしれない生き物だ。いつ襲いかかるか分からない。

 

 するとぶーぶーとなにやら振動がして、ポケットから携帯を取り出す。

 「もしもし」

 「あんた今どこ?」

 「教室です。まだ出れなくて」

 「じゃあ今からそっち行くから待ってて」

 「えっ、でも非難しないと」と言っている間に電話は切れた。


 あの野郎・・・

 

 トントン

 「ん?」

 なにやら肩を誰かに叩かれて振り向くとそこには雪村の姿が突然あった。

 えっ!?なんで!?という間にシーっと言われてあわてて口をふさぐ。

 

 「このマントを被って。今すぐに」と言われてすぐさまマントを受け取りすぐさま被るとみるみるうちに姿が消える。


 「工藤さんたちが待ってる。あんたも呼んで来いって頼まれた」

 「いったいどうなってるんですか?これは」

 「それは僕も聞きたい。でも今はここから出て工藤さんと合流するのが先」

 

 そのあと、私達はなんとか学校を出ることに成功した。

 ばれないのか心配になると「教師も混乱してるし、問題ないと思うよ」と心を読まれたかのように答える雪村。

 

 その後工藤さんと合流することが出来た。

 工藤さんは戦闘服を着て現場の指揮をとっていた。

 「二人とも、無事か?」

 「なんとか」


 走って来たのでお疲れモードでありました。すると工藤さんは私達の戦闘服を渡した。

 「「ありがとうございます」」

 

 

 その頃、ある人物がいまかいまかと待ち構えていました。

 「いよいよお披露目の時がきたようだね~」と怪しげな笑みを浮かべながら・・・



 あの生物は私達の学校だけでなくここの地域あたりに出現している。

 そのため排除するには簡単かと思われるがなにをしかけてくるかわからないため慎重にしなければならないという状況だ。

 

 工藤さんの指示により各チームに分かれて排除することになった。

 「で。なんであんたと同じなわけ」

 「そんなこと言われても困りますよ」

 「まぁまぁ」

 私は研修生ということでチームには入っていないが、雪村と夜見さんとチームになった。


 「このあたりに・・・おっ、あれだな」

 「さっさと片づけるか」

 「そうですね」

どうしてこんなことになったのか訳が分からないけれど、早く何とかしないと大変なことになってしまう。

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