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魔法師Mの物語  作者:
第一章 新たな生活と力輝の過去
34/222

捜索隊、現場到着

 数分後、夜見さんと橋屋さんが雪村の連絡によって現場に到着した。

 「おっまたせ~」と夜見さんは走りながら雪村に近づく。


 「力輝ちゃんがいなくなったってどういうことだ?」

 夜見さんと違い橋屋さんは喧嘩腰に雪村に質問をするが、雪村は顔も変えず

 「それはこっちが聞きたいですよ。追跡中に突然いなくなって」

 「まぁまぁ落ち着けって」

 

 橋屋さんと雪村の間に入って夜見さんが二人を落ち着かせる。

 いまはそれどころじゃないだろ?と。


 「このあたりで見失ったんだろ?」

 「後を追ってたんですけど、曲がり角で姿を見失ってしまって。そのあとにGPSで追跡を」

 「でも、ダメだった。それで工藤さんに連絡したというわけか」

 「工藤さんにも連絡は来てないというし、研究所にもいないとなると・・・」

 

 「誘拐されたとかか?」 

 「それだとGPSが機能してないのはおかしいだろ」

 「あるいは電源を切られているかもしれませんよ」

 「あーそれもありか」

 「お前らクイズしてるんじゃないんだぞ!」

 「落ち着けバカ共」


 3人がぐじゃぐじゃと話していると、そこへ工藤さんが到着されて3人は先ほどと違いびしっ!となる。


 「雪村、力輝を見失った場所に案内してくれ」

 「分かりました。こちらです」

 

 先ほどの二人の態度とは違い、紳士的な感じで工藤さんに道案内をする雪村を見て

 「おれらとえらいちがいだな?」

 「まぁ、いい。いくぞ」と二人は彼らのあとをついていくことにしました。


 

 「お前から連絡を受けた後、力輝に電話をかけてみたが連絡がつかなかった。

 研究所にも戻っていないというし」

 「これまで彼女はまっすぐに戻っているので寄り道・または僕への追跡を恐れて遠回りなどはあり得ません」

 「良く見てるんだな」

 「仕事ですから。それに早くこれを早く外してもらわないといけないんで」

 「それは置いといて。早く探さないと日が暮れてしまう」

 

 話が進んでいくにつれ、彼らは目的地へと到着し雪村は「ここで彼女を見失いました」と話す。


 

 

 いったい、何時間かかったのだろうか。正確な時間は分からない。

 私は迷路をさまよっていた。歩いても歩いても同じ道に戻ってしまい、歩き疲れて休憩する。

 

 「たすけて・・・」 

 もはやここまでか。と思っていた。

 すると・・・


 ドカーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 「えっ、なに?」

 

 突然大きな物音がした。というよりなにかが爆発した音だ。

 「もしかしたら出られるかもしれない。いってみよ」

 そうと決まればと私は急いで走り出した。


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