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魔法師Mの物語  作者:
第一章 新たな生活と力輝の過去
3/222

鬼の教育を受ける日々

「・・・で、ここが会議室B」

 「合格だ」

 

 翌日の朝から、本当に各部屋のテストをさせられた私。

 朝の目覚ましが鳴ると同時にドアが開く音と共に「おきろ」と言われて布団をはがされ

 昨日のように朝食が用意されて「よし、早速テストだ」と始まった今日の一日

 

 工藤さんは容赦ない。


 「テストが終わったからって気を抜くな。人間は覚えたことはすぐ忘れるからな」

 「復習しておけ、と?」

 「そうだ」

 「・・・はい」

 「一か月後にまたテストするからそのつもりで」

 「ええっ!????」

 

 鬼ィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


 

 「テストが終わったところで、次は勉強だ」

 「勉強ですか?」

 「そうだ。さぁ、中に入れ」

 「・・・はい」

 

 意味が分からぬまま、会議室Bの部屋に入った。

 勉強って、なんの???

 

 入ってすぐに前の席を指さされたので、その席に腰を下ろす。

 教卓と真正面の席というのは気が進まないが仕方がない。

 

 「今日から会議室Bは俺の名前で貸切にしてもらった」

 「はっ、はい」

 「ここで俺がお前に教えることは・・・中学の基礎学習だ」

 「・・・・」

 一瞬、えっ?と言いそうになったのを必死でこらえた。

 そして少し間を置いて工藤さんに質問した。


 「工藤さんそれはここでの研修と関係するんですか?」

 「そうだ」

 「それは工藤さんが直々に教えてくださるのですか?」

 「俺はお前の教育係だ。他に誰がいる?」

 「失礼ですが、工藤さんのご年齢は・・・」

 「19歳、大学生だ」

 「じゅっ・・!、なんでもないです。ありがとうございます」

 

 ・・・・見えない。


 「質問は以上か?」

 「大丈夫です」

 「よし。ではまずは・・・・お前の学力がどれだけあるかのテストを行う」

 「今からですか?」

 「何か問題でもあるのか?」

 「ありません」

 

 研修生としての日々はまだまだ続くのでした。

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