ストーカーからの挑戦状?
翌日
「おはよう」
「おはようございます。あれ?夜見さん、お休みですか?」
「日直だから早めに行くって。じゃあ、行こっか」
「はい」
数分後
「学校の中でも安全とはいえないから、気を付けてね」
「はい」
「じゃあ、また放課後にね」と学校前で別れた。
「工藤さん、おはよう」
「おはよう」
「今日も橋屋さんと?もう一人はどこへ行ったの?」
「日直だって」
「いいなぁ~私も橋屋さんと一緒に学校まで行きたいな~うらやましい」
「うらやましい・・・の?」
「だってカッコいいじゃん!もう一人の人よりも、橋屋さんの方が全然カッコいい!!」
「そっ、そこまで?(夜見さん、かわいそう)」
そして、放課後
「じゃあ、バイバイ!」
「うん。また明日」
さて私も帰ろう。と下駄箱を開けると
「ん?」
そこには紙が置いてあった。
「手紙??」
差出人の名前がないので開けてみることに
「っ!??」
その中身には私の写真が入っていた。
登下校の写真、研究所内にいる私の写真が・・・数十枚。
「なに・・・これ・・?」
『屋上に一人で来い。仲間には連絡するな』と写真の中に入っていた手紙
「・・・行くしかないか」
私は走って屋上へと向かった。
屋上へ行くのは学校案内以来だ。
・・・ガチャン
「誰も・・・いない・・・」
本当にここに・・・いるの?
そう思っていた時だった。
「本当に一人で来たんだね」
「!?」
さっきまで誰もいないはずだったのに、一人の生徒が目の前に立っていた。
首中間あたりまでの長い黒髪の男子生徒だった。
「貴方がストーカーですか?」
「そうだよ。あんたのことずっと見てた人だよ」
「・・・なぜ私なんかを」
「なぜって・・・邪魔だったから?」
「っ!?」
その頃
「遅いなぁ~力輝ちゃん」
「ケータイもでない・・・・・・っ、まさかっ!?」
あのことを思った瞬間、橋屋さんは走って学校の中へ
「へっ!?ちょっ、恭也、どこ行くんだよ!??」
いよいよストーカーの正体が明らかに!?




