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魔法師Mの物語  作者:
第五章 それぞれの恋心と最終回
196/222

恋愛映画一緒に見に行きましょう!

ハロウィンイベントを終えてから数日が経った。

 

 今日は訓練はお休みで、力輝は美咲さんから借りているDVDを見ていた。

 ちなみに今回は3つとも恋愛もの。


 ばりばりばり・・・とポテチを食べながら見ていた。


 学園・恋愛ものだけに、キスシーンやらが多い。

 そのシーンを見ると、力輝は工藤さんとのことを思い出してしまい、顔を真っ赤にしてしまう。


 「・・・なんか、ドキドキしない」←力輝

 

 驚きはしたが、ドキドキは感じられなかった力輝。

 いったいなにが違うのか、今日一日をそれだけ考えていたが・・・まったくわからなかった。


 

 翌日のお昼。学校の屋上でいつものメンバーでご飯を食べていた時だった。


 「ねぇ、雪村君。この映画一緒に見に行かない?」←影富

 「あぁ~CMで見たやつ。・・・・嫌です」←雪村

 「えぇーなんで!?」←影富

 「そもそも男二人で見に行ったら間違いなくアレだと思われるでしょ?ただでさえ先輩は目立つんですから、自覚してください」←雪村

 「真さん、影富先輩がかわいそうですよ?」←桜子

 「・・・桜子。お前、見たいんでしょ?」←雪村

 「はい、ぜひ!」←桜子

 バカ正直にもほどがある。たとえ彼女が「そんなことありませんよ?」とごまかしても顔は正直というか、目が正直というか・・・・。キラキラしていた。

 

 「っていうかこれ恋愛ものじゃん。僕興味ないから桜子と先輩・・・それか、力輝と南條がいけばいいんじゃない?」←雪村

 「雪村、俺は?俺、ぼっちじゃん?」←沼口

 「お前はどちらかというとロボット系か戦闘系だろ?」←雪村

 

 中学からの付き合いなだけにちゃんと把握されていた沼口先輩。

 「一緒に見に行こうよ、雪村君!」←影富

 「真さん、私も見に行きたいです!行きましょう!」←桜子

 「あぁ~もう、しつこいなぁーー!」←雪村

 

 「なんか大変だね。桜子先輩と影富先輩に挟まれて」←南條

 「・・・そうだね。(本当、雪村のどこがいいのか・・・さっぱりわからない)」←力輝

 

 力輝は南條さんと沼口先輩と共に三人を遠目の目線で見つめていた。

 正直この光景は・・・男1人を女2人で取り合うシーンとよく似ている。

 影富先輩は男だが、それはそれとして。とにかく似ているのが気に入らなかった。なぜそうなるのかがよく理解していない力輝はただただ彼らの様子を見ていた。

 

 それから雪村が折れて、映画を見に行くことになった。・・・全員で。

 

 力輝と南條が桜子の世話係

 雪村と沼口が影富先輩の世話係と言う感じで皆で行くことを決めた。


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