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魔法師Mの物語  作者:
第五章 それぞれの恋心と最終回
195/222

ハロウィンイベント4 南條に伝える真実

「じゃあ、またな棗~」←明智

 「また」←日向

 

 「棗」←椎名

 「なんだ?」←工藤

 椎名さんは工藤さんの耳元まで近づいて小さな声で

 「お前が告白したのって力輝ちゃんだろ?」←椎名

 「っ!?」←工藤

 「やっぱりな。・・・がんばれよ」←椎名

 「からかうなっ!」←工藤

 「えへへっ。じゃあまた」←椎名

 

 椎名さんが何を話したか、それは工藤さんしか知らない。

 だが、影富先輩はその内容を把握しているかのように思えた。


 「工藤さん、椎名さんになんて言われたんっすか?」←夜見

 「なんでもない。行くぞ」←工藤

 「えぇ?教えてくださいよ~」←夜見

 

 工藤さんが教えることはなかった。

 

 

 「工藤さん、聞きたいことがあるんだけどいいかな?」←南條

 「うん?なに?」←力輝

 

 それを聞いていた雪村は二人をちらっと見る。雪村の様子を見ていた桜子も力輝たちを見ていた。もちろん工藤さん達についていきながらなのでおいて行かれる心配もない。

 

 「桜子、工藤さん達を見てて」と桜子の手を握る。

 「あっ・・・はい」と桜子は雪村に手を握られて頬を真っ赤にしたが、雪村の言う通りに従った。

 

 「私、棗さんに聞いたんだ。どうして工藤さんは棗さんのことを苗字・・・「工藤さん」って

 呼ぶんですかって?そしたら、本人に聞けって言われて」←南條

 「・・・そう」←力輝

 「だから教えてほしいの。・・ダメかな?」←南條

 

 「二人共、おしゃべりしながらだと離れるから後にしなよ」←雪村

 「あっ、すみません」←南條

 「南條さん。あとでちゃんと話すから」←力輝

 「うん。わかった。約束だよ」←南條

 

 ~衣装貸出コーナー~

 

 「どうですか!?真さん、似合いますか?」←桜子

 「はいはい。似合ってるよ」←雪村

 「えぇ~良く見てください」←桜子

 

 

 「私と工藤さんは実の兄妹じゃないの。私は魔法素質を持っててずっと施設にいたんだけどいろいろあって記憶とかもなくて・・・高校受験の際に名前の登録に必要な苗字を工藤さんの苗字からとって私は「工藤力輝」になった。だから私には家族とかはいないの。今まで黙っていてごめんなさい」←力輝

 「ううん。話してくれてありがとう。私達はもう友達なんだからもう隠し事はなしだよ」

 「・・・・うん」←力輝

 「もう話は終わった?悪いけど桜子の世話、交代してくれる?」←雪村

 「ひどいです。真さん!」←桜子

 「行こう、工藤さん」←南條

 「あっ、うん」←力輝


 ちなみに桜子の衣装は魔女。

 そのあとに力輝と南條さんが、妖精の衣装を着ていた。

 

 「雪村君~どう?可愛い?」←影富

 「先輩、なにやってるんですか?それ女性用でしょ?」←雪村

 影富先輩はメイド服。

 

 「雪村~お前、これとか似合いそうだぞ?」←沼口

 「雪村、これとかどうだ?」←夜見

 「全部女性ものじゃねぇか!」←雪村

 

 「雪村、静かにしろ」←工藤

 

 

 こうしてにぎやかなハロウィンイベントは終わりましたとさ。

 


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