ハロウィンイベント3
椎名が力輝を、明智が沼口を、日向が影富を選び、工藤さんは南條さんという
形になったのだった。
「棗、俺達はデザートだけどどっち行く?」←椎名
「お前、クレープの方に行ってくれ。俺はかぼちゃポテトを買ってくる」
「了解。じゃあ行こっか、力輝ちゃん」←椎名
「はい」←力輝
「南條、俺達も行くぞ」←工藤
「あっ、はい!」←南條
その頃、他の4人は・・
「ここのパンプキンサンドイッチ、すごくおいしいらしいよ」←日向
「そうなんですか?楽しみだな~どんなのだろう」←影富
「しっかし、どこもかぼちゃメインの店だな~」←沼口
「ハロウィンだからな。仕方ねェよ~」←明智
「俺達は~かぼちゃ焼きそばとかぼちゃコロッケと~ってこんなに食べれるのか?」←沼口
「うちには良く食べるモンスターがいるんでね~これぐらいは普通なんだよ。まぁ、君たちもいるから多すぎるって思うかもしれないけど」←明智
~椎名・力輝ペア~
「いろいろあるなぁ~」←力輝
「力輝ちゃんクレープとか好き?」←椎名
「あっ、私食べたことないんです」←力輝
「そうなの?甘い物が苦手とか?」←椎名
「いえ。甘い物は好きですけど、食べる機会がなくて」←力輝
「じゃあ、ケーキとかは?誕生日とかに食べたりするでしょ?」←椎名
「ケーキ?・・食べたことないです。一度も」←力輝
椎名は確信した。この間、工藤さんが話していた女の子はこの子のことだと。
「あっ、もうすぐですね。クレープってどんな味がするのか楽しみです」
そして力輝たちの番になった。
「力輝ちゃん、好きなの選んでいいよ」←椎名
「えっ?あぁ・・・はい。じゃあ、このイチゴのやつで」←力輝
~工藤・南條ペア~
「南條」←工藤
「あっ、はい。なんでしょうか?」←南條
「学校での力輝はどんな感じなんだ?」←工藤
「えっ?えっと・・・基本的に私と一緒に過ごしてますよ。お昼は雪村先輩達とご飯食べてすごく楽しいです。でも・・」←南條
「ん?なんだ?」←工藤
「桜子先輩が来てから、ちょっと距離があるというか。桜子先輩が雪村先輩と話してたりしてると、なんか不機嫌になるというか・・・」←南條
「そうか。南條、これからも力輝と仲良くしてやってくれ」←工藤
「もちろんです。あの、ところで質問があるのですが・・」←南條
「なんだ?言ってみろ」←工藤
「力輝さんはどうして棗さんのことを『工藤さん』って呼んでるんですか?」←南條
~椎名・力輝ペア~
クレープを買った後、次はクッキーのお店へ。
先ほど買ってもらったクレープを力輝は嬉しそうにパクパク食べてる。
「(すごくおいしい~幸せ~)」←力輝
その嬉しそうな顔に椎名は「(すごく幸せそう)」と微笑ましく見ていた。
~工藤・南條ペア~
「ずっと気になってました。兄妹だって聞いていたので不思議に思ってたんです」
「南條、そのことを話してもお前は力輝のことを避けたりはしないか?」←工藤
「しません。そんなこと」←南條
「それなら本人に直接聞いた方が良いだろう。南條が知りたいというならあいつも黙ってはいないはずだ」←工藤
「・・分かりました。彼女に直接聞いてみます」←南條
それからして4人は雪村達の待つ教室へと戻り昼食をとったのでありました。
「日向、お前食いすぎだろ?」←椎名
「えっ?これぐらいいけるよ」←日向
「いやいや、お前の胃袋おかしいって(笑)」←明智




