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魔法師Mの物語  作者:
第五章 それぞれの恋心と最終回
194/222

ハロウィンイベント3

椎名が力輝を、明智が沼口を、日向が影富を選び、工藤さんは南條さんという

 形になったのだった。

 

 「棗、俺達はデザートだけどどっち行く?」←椎名

 「お前、クレープの方に行ってくれ。俺はかぼちゃポテトを買ってくる」

 「了解。じゃあ行こっか、力輝ちゃん」←椎名

 「はい」←力輝

 「南條、俺達も行くぞ」←工藤

 「あっ、はい!」←南條

 

 その頃、他の4人は・・

 「ここのパンプキンサンドイッチ、すごくおいしいらしいよ」←日向

 「そうなんですか?楽しみだな~どんなのだろう」←影富

 

 「しっかし、どこもかぼちゃメインの店だな~」←沼口

 「ハロウィンだからな。仕方ねェよ~」←明智

 「俺達は~かぼちゃ焼きそばとかぼちゃコロッケと~ってこんなに食べれるのか?」←沼口

 「うちには良く食べるモンスターがいるんでね~これぐらいは普通なんだよ。まぁ、君たちもいるから多すぎるって思うかもしれないけど」←明智


 ~椎名・力輝ペア~

 「いろいろあるなぁ~」←力輝

 「力輝ちゃんクレープとか好き?」←椎名

 「あっ、私食べたことないんです」←力輝 

 「そうなの?甘い物が苦手とか?」←椎名

 「いえ。甘い物は好きですけど、食べる機会がなくて」←力輝

 「じゃあ、ケーキとかは?誕生日とかに食べたりするでしょ?」←椎名

 「ケーキ?・・食べたことないです。一度も」←力輝

 椎名は確信した。この間、工藤さんが話していた女の子はこの子のことだと。

 

 「あっ、もうすぐですね。クレープってどんな味がするのか楽しみです」

 そして力輝たちの番になった。

 「力輝ちゃん、好きなの選んでいいよ」←椎名

 「えっ?あぁ・・・はい。じゃあ、このイチゴのやつで」←力輝

 

 ~工藤・南條ペア~

 「南條」←工藤

 「あっ、はい。なんでしょうか?」←南條

 「学校での力輝はどんな感じなんだ?」←工藤

 「えっ?えっと・・・基本的に私と一緒に過ごしてますよ。お昼は雪村先輩達とご飯食べてすごく楽しいです。でも・・」←南條

 「ん?なんだ?」←工藤

 「桜子先輩が来てから、ちょっと距離があるというか。桜子先輩が雪村先輩と話してたりしてると、なんか不機嫌になるというか・・・」←南條

 「そうか。南條、これからも力輝と仲良くしてやってくれ」←工藤

 「もちろんです。あの、ところで質問があるのですが・・」←南條

 「なんだ?言ってみろ」←工藤

 「力輝さんはどうして棗さんのことを『工藤さん』って呼んでるんですか?」←南條

 

 ~椎名・力輝ペア~

 クレープを買った後、次はクッキーのお店へ。

 先ほど買ってもらったクレープを力輝は嬉しそうにパクパク食べてる。

 「(すごくおいしい~幸せ~)」←力輝

 その嬉しそうな顔に椎名は「(すごく幸せそう)」と微笑ましく見ていた。

 

 ~工藤・南條ペア~

 「ずっと気になってました。兄妹だって聞いていたので不思議に思ってたんです」

 「南條、そのことを話してもお前は力輝のことを避けたりはしないか?」←工藤

 「しません。そんなこと」←南條

 「それなら本人に直接聞いた方が良いだろう。南條が知りたいというならあいつも黙ってはいないはずだ」←工藤

 「・・分かりました。彼女に直接聞いてみます」←南條

 

 それからして4人は雪村達の待つ教室へと戻り昼食をとったのでありました。

 「日向、お前食いすぎだろ?」←椎名

 「えっ?これぐらいいけるよ」←日向

 「いやいや、お前の胃袋おかしいって(笑)」←明智

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