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魔法師Mの物語  作者:
第五章 それぞれの恋心と最終回
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ハロウィンイベント2

そして土曜日が訪れた。

 

 大学へとやって来たのは、力輝・雪村・桜子・南條・沼口・影富・夜見の7人。美咲さんと橋屋さんは仕事で都合が付かず、来ることができなかった。

 

 「お前ら、よくきたな」←工藤

 「工藤さん、おはようございます!本日はお誘いいただきありがとうございます!」←桜子

 桜子はまたしても工藤さんをまるで神様のようなまなざしで今度は両手を握ってお礼を言っていた。


 「ちょっと桜子。皆が見てる!」←雪村

 「あっ。私ったらまた・・・すみません」←桜子

 「いや。大丈夫」←工藤

 「工藤さん、ハロウィンの仮装しないんすか?他の人達やってるっぽいけど」←夜見

 「俺は興味ないからする必要はない」←工藤

 「えぇ~もったいないっすよ~」←夜見

 

 「ねぇねぇ、工藤さん。あのシャボン玉、☆の形してるよね?」←南條

 「そうだね。☆の形だね」←力輝

 「何してるの?置いてくよ!」←雪村

 「あっ、はーい!今行きまーす」←南條


 工藤さんによる大学案内が始まった。

 魔法科学科が入っているため、魔法による演出がされている場所がところどころに存在する。中には科学の実験とかしているところも・・・

 

 ぐるぐる回ってしばらくした後、

 「あっ、いたいた。棗!」←椎名

 

 そこへ、1人の男性が工藤さんに声を掛けた。

 「椎名か。どうした?」←工藤

 「お昼一緒に食べない?明智達も休憩ちょうど休憩入ったから棗もどうかなって」←椎名

 「悪い。後輩達が遊びに来てるんだ。こいつらを置いていけない」←工藤

 「一緒に連れてけばいいじゃん。なにもお前だけ誘ってねぇよ」←椎名

 「工藤さん、知り合いっすか?」←夜見

 「あぁ。こいつは・・「椎名です。うちの棗がいつもお世話になってます」

 

 「こらっ。いつから俺はお前のものになったんだ?」←工藤

 「えぇ~なに、照れてんの?」←椎名

 「そんなんじゃない。・・それより、明智達はどこだ?」←工藤

 「いつもの場所だよ。皆もついてきて」←椎名

 

 といわれたのでついて行った。

 来たのは、人気のない空き教室。


 「おう。椎名、棗~」←明智

 「って、結構な人数だな」←日向

 

 「棗の後輩君達も連れてきた。大丈夫だよな?」←椎名

 「あぁ、いいぜ」←明智

 「大丈夫だよ」←日向

 

 「紹介するね。こっちのチャラそうなのが明智。隣の大人しそうなのが日向」←椎名

 「よろしく~。ってチャラいのはお前だろ、椎名」←明智

 「日向です。よろしく」←日向

 

 「お前ら、昼飯は食べたのか?」←工藤

 「いや。棗が来るまで待ってた」←日向

 「こいつが棗いないなら食べないっていいやがってな」←明智

 「えぇ~明智だって賛成してたじゃん」←日向

 「まぁまぁ。それで何か買ったのか?」←椎名

 「いや。全然」←明智・日向


 

 というわけで、じゃんけんで決めた。

 大学生の4人と一緒に行く人を決めるため、高校生組でじゃんけんをして負けた人が大学生組の1人とついて買い出しに行くルールだ。

 

 負けたのは、力輝・南條・影富・沼口の4人。

 ついていく大学生が誰と行くかを決められるのだが・・・

 

 椎名が力輝を、明智が沼口を、日向が影富を選び、工藤さんは南條さんという

 形になったのだった。


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