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魔法師Mの物語  作者:
第四章 雪村真と氷浦家
176/222

火浦からの脅迫

翌朝の木野原邸


 力輝の様子を見るため、木野原がオートロックを解除し中に入ると・・・

 「っ!?」←木野原

 

 そこには力輝の姿はなく、どこにも見当たらない。

 まさか逃げた?と思ったが・・・ベッドの後ろを見ていると、そこに転げ落ちている力輝の姿を発見した。


 「はぁ・・・。ほら、こんなところで寝るな。風邪ひくぞ?」←木野原

 「・・・っん?うう・・」←力輝

 目を覚ましてゆっくり身体を起こす力輝。木野原に顔を向くが、言葉を発さずただじっと見ていた。

 

 どうやらまだ回復していないいみたいだ。


 「腹減っただろ?何が食べたい?」←木野原

 「・・・」←力輝

 「なんでもいいなら、適当な物を作らせるぞ?」←木野原

 コクリ


 「それはできるのか。すぐ戻ってくる」←木野原

 木野原は一度部屋の外へと出た。


 「・・・(おなか、すいた。なんでもいい。おなかすいた)」←力輝

 

 

 ~研究所~

 「目的地に調査員、現着。屋敷はすでに取り壊され現在は更地。近隣住民の聞きこみを開始しています」←美咲

 「現在にて火浦春樹の目撃情報は?」←工藤

 「今の所、ゼロです」←美咲

 「聞きこみはそのまま続行。情報が入り次第連絡しろ」←工藤

 「了解」←美咲

 

 

 「まだ火浦春樹は見つかってないって」←影富

 「・・そうですか」←桜子

 「まぁ。そう簡単に捕まるような奴じゃないだろうね?相手は暗殺者の魔法師なんだしさ」←雪村

 

 

 「っ!?まさか、あの人!?」←桜子

 「どうしたのさ、急に?」←影富

 桜子は突然何かを思い出した。そしてどこかへと連絡する。

 

 「・・・・お願いっ、出てください」←桜子

 「おい、いったい誰に電話してるのさ?」←雪村

 「母に。家に電話を掛けてます」←桜子

 「氷浦に?ボディーガードがいるんでしょ?大丈夫でしょ?」←雪村

 「母は一般人です。もしセキュリティーもボディーガードも突破されれば母1人、なにもできません!」←桜子

 「それ早く言えよ!?」←雪村

 

 「っ!?もしもし、桜子です!」

 「おう。桜子~元気そうだな~」←火浦

 「なっ、なんで・・・」

 「っ!?」←影富・雪村

 「今お前の家に来てんだけどよ~すげぇな、お前んち。あんなのを毎日してるのか?めんどっちくね?悪いけど、あんなの100°以上の熱で簡単に溶けるぞ?」←火浦

 

 「桜子、貸して!」←雪村

 「真さん、何をするんですか!?」←桜子

 「おい。火浦そこにいるのか?力輝をどこへやった?」←雪村

 「雪村か。心配するな死んでねぇよ。詳しく知りたかったら、桜子と今すぐに変われ。あたしはお前なんかに興味はねぇ」←火浦

 「・・・桜子、お前に変われって」←雪村

 「はい。もしもし」←桜子

 「桜子だな?いいか、良く聞け?これから指定する場所へ1人で来な。来なければ・・・お前の母親の命はねぇぞ?」←火浦

 

 

 その頃、工藤さんのいる作戦室では火浦春樹が桜子の家「氷浦邸」に侵入したと連絡が入っていた。すぐさま地元警察の協力し氷浦邸に到着するも、火浦の魔法攻撃により火が燃え移るという事態に。なんとか取り押さえようとするも姿を消されてしまう。

 

 雪村の連絡により工藤さんが火浦が桜子を指定する場所に一人で来いと言った件については・・・


 「だめだ。今の状態で1人で行くのは危険だ」←工藤

 「でも、私がいかないと母の命がっ。私行きます!母を助けに行きます!」←桜子

 「・・しかし」←工藤

 「工藤さん。僕が桜子についていきます」←雪村

 「雪村」←工藤

 「力輝の居場所を知っているのは火浦だけです。だから、僕が彼女について隙あらば火浦を取り押さえます」←雪村

 「・・・頼むぞ」←工藤

 「はい」←雪村

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