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魔法師Mの物語  作者:
第四章 雪村真と氷浦家
173/222

木野原崇司の企み

「力輝がさらわれた!?どういうことです!?あの女は桜子を狙ってたんじゃ」←雪村

 駆け付けた雪村達は工藤さんと合流し、事情を聞いて驚いていた。


 「落ち着け雪村。理由は分からないが、氷浦は置いて力輝と一緒に逃走した。すぐに火を消したがすでに奴はいなかった」←工藤

 「くそっ!1人で追わせるんじゃなかった・・」←雪村

 「今、力輝のGPSを田原達が追っている。お前もついてこい。氷浦は他の奴らに任せろ。目が覚めたらすぐ知らせるようにしておく」←工藤


 「・・分かりました。先輩、桜子についてやってください」←雪村

 「雪村君、無理しないでね?きっと力輝さんなら大丈夫だよ」←影富

 「分かってます・・・」←雪村


 「GPSの反応が止まりました」←美咲

 「場所はどこだ?」←工藤

 「○○市●■町7番5号にある工事現場です」←美咲

 「了解。ただちに現場に向かう」←工藤


 

 工事現場~


 「おい。いるんだろ?連れてきたぜ?」←女

 「・・・ずいぶんと早かったな。火浦」←?

 「あたしを誰だと思ってるんだよ?これでも暗殺者アサシンで知られる火浦の一族だぜ?」←火浦

 「さすが、あの氷浦と同じ血を引く一族だ。これなら十分に期待できそうだ」←?

 「あたりめぇだろ?あいつらとあたしらとじゃ違うんだ。一緒にすんじゃねぇよ。それよりこいつだろ?あんたが言ってたレッドアイってガキは」←火浦

 

 火浦は肩に担いでいた力輝を地面に下ろした。

 力輝はまだ気を失っている。

 

 「丁重に扱えと言ったはずだぞ?」←?

 「仕方ないだろ?これしか方法がなかったんだ。それにあんたの話じゃ、大けがしたところでこいつは死なねぇんだろ?」←火浦

 「本当に死んだらどうするつもりだ?」←?

 「っ!?だっ、大丈夫だって!生きてるって!」←火浦

 怖くなったのか生死を確認する火浦。

 

 「それより、お前にはもう一つ仕事がある」←?

 「はっ?まだあたしにさせることがあるのかよ。連れてきたんだから今日はこれで「こいつの服を着替えさせてくれ」

 「っ!??」←火浦


 工藤さん含む研究所研究員達はGPSを頼りに工事現場へと急ぐ。

 が、しかし・・・「緊急連絡、緊急連絡!たった今、GPSの反応が消えました!」

 「なにっ!?くそっ。急ぐぞ!」←工藤

 「了解!」


 そして10分後と早く着いたにも関わらず、工事現場には人っ子一人も人間はおらず変わりに力輝のGPSの携帯電話と着用していたと思われる衣類が燃やされていた。

 

 「くそっ。GPSに気づかれたか・・」←工藤

 「どうします?これじゃあ追うことができません」←研究員1

 「研究所に戻って緊急会議を開く。氷浦が目を覚まし次第、彼女にも協力を要請する。以上だ」←工藤

 「了解!」


 「・・・・(くそっ!)」←雪村

 


 そして夜、とある屋敷にて黒い車から降りた1人の男性。

 「おかえりなさいませ、崇司様」←執事

 「彼女の様子はどうだ?」←木野原

 「はい。傷の手当を済ませて、今はお部屋でぐっすり眠っております」←執事

 「そうか。父上はどちらに?」←木野原

 「申し訳ございません、崇司様。「わかった。ご苦労だった。父上から連絡が入り次第俺の所へ連絡しろ。俺は彼女の様子を見る」←木野原

 「かしこまりました」←執事

 

 木野原はあるオートロック式の部屋へと立ち止まり、キーを差し込んでパスワードを入力し中へと入って行った。

 

 「・・Zzzzz」←力輝

  

 すべては木野原崇司が仕組んだことであったのだ。

 「これで、私の勝ちだ」←木野原

 

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