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魔法師Mの物語  作者:
第一章 新たな生活と力輝の過去
16/222

橋屋が夜見に対して厳しすぎる

今日も授業は午前中のみで、明日からは7時間授業になった。

 特進は普通科と違って1時間授業が多いと担任から告げられて、「なんで同じにしないのか?」lと疑問に思っていた。


 特にこれといって困るわけではない。

 事前に分かっていれば工藤さんに知らせることができるし、急に言われて連絡の使用もなかったら、恐らくは・・・・


 今日も帰る前に食堂に行ってポテトを買いに行こう、今度は3つ。

 この間は1つでは足りなかったから3つ買おうと考えていた。


 

 そして、午前授業も終わって、帰り支度を済ませてすぐに食堂へ向かった。

 やはり人でいっぱいで食堂の席は満席・・・

 

 

 普通科は近くていいなぁ・・・

 

 食券を買って列に並んでやっとのことでポテトを購入。

 「美味しい♪」


 3つ買って正解だった!と心の中で喜んでいたら


 「おっ、やっと来た」

 「えっ?」


 思わず聞き覚えのある声にびっくりした。


 「夜見さん・・と、橋屋さん?」

 校門を通り抜けてすぐさまに現れた二人組。

 

 「なんでいるんです?」

 「迎えに来たんだって。工藤さんから午前授業って聞いてたから」

 「悪い、迎えに行くんだって聞かなくてな」

 「いえ、だいじょうぶ・・・ですけど」

 

 周りの視線が痛い・・・

 気にしてない人もいればじろじろと見る人も多数である。


 「俺達の学校も午前授業でさ。早く力輝ちゃんとしたくって向こうで待ってても退屈だと思ってさ~」

 「それで、『恭也も行こう』って無理やりに連れてこられたわけだ・・・」

 

 迷惑な話だな・・・


 「とりあえず行くか」

 「はい」

 

 

 そして、研究所へ

 「おっ、届いてる届いてる~♪」

 本人よりも喜んでいる夜見さん。

 

 「んじゃ、さっそく着替えて着替えて~」

 「えっ、ちょっ・・・」

 ゴツンっ!


「いって!?なにすんだきょ・・・「訓練室で待ってるから、着替え終わったら来てね」

 「あっ、はい。ありがとうございます!」

 「待って恭也、これは違うって「いいから行くぞ!」

 

 と、夜見さんの学ランの襟元をぐいぐいとひっぱって連れて行く橋屋さん。

 

 それを見て「助かった・・・」と思った。

 止めてくれなかったらどうなっていたかわからない。よく分からないけど、女の子と

 しての何かが危ない、と本能的にキャッチした?

 

 夜見さんは工藤さんより話しやすいけれど、なんかなれなれしい感があるから

 あなどれない。


 

 訓練室

 「お待たせしました。着替え、終わりました」

  

 橋屋さんは、夜見さんをなぜか正座させて説教していたところだった。

 

 「おっ、待ってました!」

 「ちっ。まだ半分ぐらいしか言えてないのに」


 橋屋さんの顔が工藤さんみたく怖い顔に・・・・


 「あっ、終わってからでいいです」

 「いや大丈夫だよ。帰り同じ道だからその時にでも問題ないから」

 先ほどの顔が嘘のようにさわやかな表情に!?


 「あっ・・・はい」

 「恭也、力輝ちゃん引いてるぞ」

 「誰のせいだと思ってるんだ、おい」

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