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魔法師Mの物語  作者:
第四章 雪村真と氷浦家
153/222

彼の意思は変わらない

工藤さんの言った通り、雪村は戻ってきた。


 「落ち着いたか?」←工藤

 「まぁ・・・少しだけ」←雪村

 「そうか。じゃあそろそろ戻ろうか」←工藤

  

 工藤さんは先に海の家へと歩いていく。その後ろ姿を見ていた二人は少し距離を置いてついていく形で歩いていく。


 すると雪村が力輝に言う。


「工藤さんに何か言われたかもしれないけど、あんたは気にしなくていいから」

 「えっ?」

 それはまるで工藤さんが力輝に話していたことをすべて聞いていたかのような口ぶりだった。だが、雪村にとってこの予想というのは普通のこと。


「僕のこと話したってことはあんたのバカな顔を見て分かるよ。氷浦のこと、母方の祖父のこと・・・でもこれはあくまでも僕らの問題だ。今回の魔法師一族のことと何の関係もない。病院で言ったこと、覚えてるだろうけど・・・もしあれを破ったら」



 

 「僕はあんたもろともあいつらを・・・本気でぶっ潰すからね」

 

 

 「そこまでだ。雪村」←工藤

 いつの間にか近くまで戻ってきた工藤さんに止められる。

 

 「何を話したかは知らないが、喧嘩するな。そろそろ寝ないと明日起きるのがつらいぞ?」

 「・・・はい」←雪村

 「・・・」←力輝


 こうして、三人は海の家へと戻ったのでした。


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