戦闘服を普段着にしてはいけません
「いよいよここからは戦闘服についてだ」
「戦闘服?」
「そうだ。この服は特殊な材質でできているから魔法を使う際に体力をあまり消費しない。丈夫だからちょっとやそっとじゃ破れもしない」
「そんなものが・・・・」
「ちなみに今それを普段着にしてたり~」
「夜見、冗談なら「冗談じゃありませんよ?」
「お前はあとで説教だ」
「ひでぇ(泣)」
「ごほんっ。戦闘服は貴重なものだから普段着なんぞにしないように」
「・・・はい」
普段着にするっていったい・・・・
「お前のは明日仕上がるそうだから、帰ってるころには届くだろう」
「はい」
なんかどんなのが来るのか楽しみだな
「ちなみに初の戦闘服のお披露目とかはあったり?」
「夜見」
「変な意味で言ってないっすよ。マジですよ、マジで」
なんか嫌な予感しかしないのは気のせいなのだろうか・・・
「そういえば、まだ魔法に関して何も知らないなぁ~力輝ちゃんの」
「なんなら明日にでもしてみるか。そろそろ対戦の方をさせようと考えていたところだ」
「やった!!マジ燃える!!!」
「言っとくが手加減しろよ。こいつはまだ研修生だ」
「分かってますよ、工藤さん」
「つーか。俺ここに来て良かったんすか?てっきりやるのかと」
「そのつもりだったが、予定変更だ」
「はぁ?そうですか・・」
どうやら対戦したかった、という感じでしょんぼりしている夜見さん。
「明日から本格的に訓練の方にも入るから、今日は早く寝ろ」
「はい」
「工藤さん、お父さんみたいっすね」
「俺はこいつの教育係だから当たり前だろ」
「いや・・・たぶんそれだといきすぎてるような・・・・」
そこまでするか?普通。と思う夜見さんなのでした。




