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魔法師Mの物語  作者:
第三章 記憶回復とレッドアイの暴走
143/222

お見舞いに訪れた彼は…

すぐに戻ると言って、雪村は影富先輩と月ノ宮の3人で病室を出て行った。


 そのあと、入れ替わりである人物が病室へと入ってくる。



 「・・・なにかご用ですか?」←力輝

 「見ればわかるだろう?お見舞いだ」←木野原

 「私、謝りませんよ」←力輝

 「そのことならもういい。父親から大目玉を食らってな」←木野原

 「お父さんに?どうして?」←力輝

 「あのホテルのお偉いさんとうちの父親が仲良くてね。今回は俺も絡んでいたから頭を下げてなんとか許してもらえたらしいが、俺はこっびどく叱られたよ。それにますますいろいろ言われてね、こうしてお見舞いに来たんだよ」←木野原


 「・・・無理してます?」←力輝

 「こんなことで無理などしていないよ。それより、体調はどうなんだ?」←木野原

 「問題ありません」←力輝

 「そうか。一度死んだあとに再生したとみると、大けがの回復も早いだろう。安心したよ」

 ←木野原


 それを見て力輝は背筋がぞっとした。


 「なんだ?俺の顔になにかついているのか?」←木野原

 「いえ。別に・・・有栖川さん達はどうしてますか?」←力輝


 有栖川と神明兄弟は別の病院へと移動され治療を受けているとだけを聞いていたため木野原にこの際聞いておくことにした。


 「俺達を誰だと思っている・・・と言いたいところだが、しばらくは安静状態だ。誰かさんがホテルごと氷漬けにしようとしたせいで身体の調整がまだできていないんだ。俺はなんとか凌いだがな」←木野原


 しかし、木野原自身でも雪村の魔法は止めることができなかった。

 これはやはり魔法師一族としての意地なのであろう。


 

 「元はといえば、そこにいる人が原因なんだけどね?」←雪村

 そこへ雪村達が花瓶を持って帰って来た。


 「おや、来ていたのか。月ノ宮」←木野原

 「こんにちは。木野原さん」←月ノ宮

 「無視しないでくれる?それよりなんの用なの?」←雪村

 「お見舞いだよ。じゃあ、また来る」←木野原

 

 木野原は力輝にそう言って病室を出て行った。


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