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魔法師Mの物語  作者:
第三章 記憶回復とレッドアイの暴走
130/222

同じような恐怖を感じる人

「研究所の中だからって一人で歩き回らないの」←雪村

 「はい」←力輝

 「あぁ~もうおなかすいた。食堂行こう、食堂」←雪村

 「えっ、でも食堂は・・・「いいの。おなかすいたし」

 「そうですか」←力輝

 

 ということで、雪村と力輝は食堂へ行くことにした。


 ~食堂~

 「あっ、雪村くーん!」←影富

 「どうも、先輩。おなかすいたので何かおごってください。こいつの分もついでに」←雪村

 「喜んで~何がいい?僕のおすすめはオムライスだよ」←影富

 「じゃあそれで」←雪村

 「工藤さんは何がいい?」←影富

 「あっ、えっと・・・ハンバーグを」←力輝

 「あんた昨日のお昼食べたでしょ?違うのにしなよ」←雪村

 「えっ!?一緒にお昼食べたの?うらやましーい!!」←影富

 本当に悔しそうだ。


 「じゃあ・・・カレーライスを」←力輝

 「はいはーい。じゃあ、これ持ってね。鳴ったら来てね~」←影富

 

 「(なんだろ。存在消されなかったしおごってくれたけど・・・逆になんか怖い)」←力輝 

 「なにぼーっとしてるの。空いてる席探すよ」←雪村

 「あっ、はい」←力輝


 「君、ちょっといいかな?」

 すると突然誰かに声を掛けられた。良く見ると知らない大人の男性であった。

 

 「・・・なにかご用でしょうか?」←力輝

 「突然声を掛けて申し訳ない。失礼を承知でお聞きしたいのですが、工藤力輝さんでしょうか?」←木野原

 「えっ?」←力輝

 「あんた誰だ?こいつに何の用だ?」←雪村

 「申し遅れました。木野原崇司と申します。夏休み期間の間、こちらの研究所を見学させてもらっておりまして。ちょうどお昼休憩をいただいた所、お目に掛かったのでお声をかけさせてもらいました」←木野原

 「どうして私の名前を知ってたんですか?」←力輝

 「そう怖がらなくても襲ったりは致しませんのでご安心ください。我々は見学させてもらっている立場ですのでここで面倒なことを起こす気はありません」←木野原

 「質問に答えてください」←力輝

 「私の父は政府関係者と仲良しなもので、あなたの事はお父上から話を伺いました」

 

 怖い・・・。

 力輝は雪村の後ろにいたが、それでもここから逃げ出せずにいた。

 優しそうな顔をして、とても怖い。

 

 まるで・・・まるで・・・・あの人のようだ。

 

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