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魔法師Mの物語  作者:
第一章 新たな生活と力輝の過去
13/222

鬼に見えるだけで実は過保護だった?

午前授業のため、早く帰ることが出来た。

 

 「ねぇねぇ、食堂行かない?おなかすいた~」

 「私もおなかすいた。いこいこ!」

 

 クラスの女子の話声を聞いて・・・「ぐぐぐっ~」とお腹が鳴る。


 「私も、食堂でなにか買おうかな」

 

 食堂は地下一階にあり、到着したときにはすでに人がいっぱい。

 もうお昼だから食べて帰ろうという考えだろう。

 

 「なに食べようかな・・・」

 

 テーブルは満席だから、定食とかは無理だな。

 それだったら・・・・ポテトか、から揚げ。でも、定食の方も捨てがたい。


 ・・・悩むけど、やっぱりポテトにしよう。


 

 食券を買って列に並び、数分後ポテトをゲットした。

 「あっという間だったな~」


 パクっ。と最初の一口

 「美味しいっ♪」


 だが、Sサイズなのであっという間に食べ終わってしまう。

 「今度から3個ぐらい買おう」

 

 

 

 帰宅

 「今日は午前授業だったんだろ。何してた?」

 帰ってきた途端に工藤さんが仁王立ちして待っていた。

 

 「おなかがすいたので食堂でポテトを買って食べてました」

 「寄り道せずに帰ってこい。遅くなるなら連絡しろ」

 「・・・どうやって?」

 

 その瞬間静まり返った空気が漂った。が、それもすぐに終わった。

 「公衆電話を使え」

 「公衆電話、ありません」

 「・・・・」


 またまた静まりかえった。

 「おーっす!お二人さん」

 「夜見さん、こんにちは」

 「って、工藤さんどうしたの?」

 「それが・・」

 

 事情を夜見さんに説明した。

 「たぶん公衆電話一台ぐらいは置いてあると思うよ?俺の所にも目立たないところにあったし。最初全然気づかなくってさ~えっ、こんなところにあったんだぁ!って思ったしww」

 「はっ、はぁ・・・」

 「でもさ、最近のやつってケータイ持ってるからその方がいいと俺は思うぜ。

 今時高校生でケータイ持ってないといろいろと面倒というか困るというかさ」

 「へぇ~」

 

 「学校はどうだった?」

 「普通?なんかずっとヒマでしたね」

 「人と話すのは苦手?」

 「そういうわけでは、ないですけど」

 「一人でも仲のいい子が出来たら学校行くのが楽しくなるよ」

 「別に。友達なんて・・・」

 

 いなくてもいい。と言おうとしたときだった。

 「ケータイ買いに行くぞ」

 「「はいっ!??」」

 


 数時間後・・

 「ケータイ買えて良かったな」

 「はい。ありがとうございます」

 「ケータイ持つの初めてだろ?俺が教えてやるからあっちの部屋で・・・「夜見、変なこと教えこむなよ?」

 「分かってますって」

 

 「よし。メールアドレスはこれでオッケーな。あとは連絡先」

 「はい」

 自分で考えるのはしんどいな。


 「じゃあ、赤外線な。ここのボタン押して」

 「赤外線??」

 

 とりあえず言われるままやる。


 「よし。これ、俺のメアド。登録は・・・」

 「夜見」

 「工藤さん!??いつからそこに」

 「かなり前からだ」

  

 「ちゃんと教えてますよ。ちゃんと」

 「どさくさにまぎれて自分の連絡先を交換させるな」

 「あっ、工藤さんの連絡先がまだだった!工藤さんの連絡先を教えてください」

 「ごまかすな」


 「俺はあまりメールは使わないから、使う時は電話でかけてこい」

 「はっ、はい」

 使い方と連絡先交換だけでこれだけ時間がかかるとは・・・


 

 「よし、訓練室へ行くぞ。夜見、お前も来い」

 「えっ!?俺もですか!??」

 「良いから来い」

 「はーい~」

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