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魔法師Mの物語  作者:
第三章 記憶回復とレッドアイの暴走
126/222

力輝との接触を目的としている彼らは…

「工藤力輝、研究所から近い高校に在籍している現在16歳高校一年生。住まいは研究所内に部屋を借りて生活している」←木野原

「レッドアイってなんっすか?」←有栖川

「黒井千里博士が起こした事件は既に報道で流れているから知っているな?彼女は黒井千里により当時いた魔法素質のある孤児達と共に誘拐され実験台にされた唯一生存した被害者だ。政府によって保護されたのち研究所にて普通の生活を送るようにと高校受験を受け見事合格し現在に至るといわけだ」←木野原

「うわぁ〜かわいそうに。っていうか、女なんですね?力輝っていうからてっきり男かと思ってました」←有栖川

「本名じゃない。高校受験の際に必要だったために付けられた仮の名前だ。情報によると工藤というのは今日戦闘訓練でお前が騒いでいた工藤棗。そいつが彼女の教育係に任命され、高校受験までの教師役を務めたとか。まとめればこいつの苗字からとったということだ」←木野原

「ふーんー。あの人すごいんですね?とてもじゃないけど勝てる気がしないっすよ」←有栖川


「でも、それなら直接本人に会いたいから会わせてくれって言えば早い話じゃないですか?」

有栖川はそこに疑問を感じていた。


「研究所の奴に悟られないように彼女に接触するのが目的だ。単刀直入にそんなことを言えば何かあると感ずかれたら俺達は彼女に接触するのが難しくてなるだろう」←木野原

「難しいなぁー。俺なら会いたいからって言うのに」←有栖川

「だったらお前だけがそういえばいい。それで目的が果たせなくなったら俺達は有栖川のせいだと言い逃れすることができる」←木野原

「すんません。やめます」←有栖川


「明日も研究所に行く。くれぐれも研究所の人間には悟られるな。我々の目的は彼女との接触なのだから」←木野原

「写真とかないんですか?名前だけじゃどうにもならないですよ?それに自由行動なんて今日見た限りなかったし」←有栖川

「写真ならある。だが、お前には見せない」←木野原

「なんでっすか?!」←有栖川

「声がでかい。今見せると、お前がどう行動するか分からないからな」←木野原

「先輩の意地悪。いいですよ〜だ」

先輩なんて知りません。と有栖川はすねてしまう。

「心配するな。そのうちわかるよ」←木野原


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