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魔法師Mの物語  作者:
第三章 記憶回復とレッドアイの暴走
121/222

訓練。さばーく君再び

数日後、彼らが研究所へと姿を現した。

 いつもいない部長も今日は彼らを出迎えるために顔を出しており、研究員たちは何事だと騒いでいた。


 彼ら、というのは・・・のちのち分かるとして。


 ~訓練室~


 「まもなく訓練を開始します。3・・・2・・・1・・・訓練開始!」

 合図と共に訓練室ががらりと変わり、あっという間に砂漠地帯へ。


 「これってまさか・・・」←雪村

 「いけー!!さばーく君!」←美咲

 「ぐわぁああああああああーー!!!!!」←さばーく君

 「やかましいわ!!」←雪村

 

 雪村による水鉄砲ならぬ氷水鉄砲発射でさばーく君戦闘不能に!?

 

 「あぁー!!!!!だったらこれなら「田原、これは訓練だぞ!落ち着けって!」

 興奮状態の美咲さんを必死で止める橋屋さん。


 「まったく、いやがらせかっつーの」←雪村

 「さばーく君って、砂漠の妖精かなにかですか?」←力輝

 ※一度見たのだが記憶がなくなってしまっているため覚えていない。

 

 「・・・えぇ。引き続き訓練を開始する。3・・・2・・・1・・・・訓練開始!」←橋屋

 「今度は何がでてくるんだ?」←雪村

 訓練室は砂漠地帯から市街地へと変形し、突如BlackHumanが現れる。


 「なにこれっ、黒い人!?」←力輝

 ※記憶ないので覚えてない。現在2回目

 

 「いいから叩きつぶすよ!」←雪村

 

 

 ~会議室~

 「説明は以上になります。今から地下の訓練室にて実際に見てもらいたいと思います。工藤君、案内をお願いする」←部長

 「はい」←工藤

 

 

 ~訓練室~

 バキュン、バキュン、バキュン!!!!!!!

 「あぁーもう、なんなんだよこいつらはっ!」←雪村

 「文句言っても仕方ないでしょ!?」←力輝

 

 バキュン!

 「うわっ!やったなー!」←力輝

 

 そこで力輝によるレッドアイ発動。そこから瞬間移動で敵を真っ二つに切り裂く。


 「こらっ!訓練なんだから使わない!ちゃんとしろ!」←雪村

 「・・はい」←力輝

 

 雪村は力輝にレッドアイを使うことを嫌っていた。記憶が戻ってからちょくちょく出して来るようになった彼女に、「非常事態以外使用するの禁止」と呼びかけたのである。

 しかし、彼女はむかついた時ちょっとしたことで無意識か発動させてしまうため、こうして注意している。理由はもちろん・・・彼女のため。

 

 「ちゃんと、ねっ!!」と憂さ晴らしのつもりか剣を大きく振り回して敵の攻撃など怖いものなしかのようにぶったぎっていった。


 「っ!?力輝、後ろ!」←雪村

 「えっ?」←力輝

 バキュン!!

 「(やばいっ、あたる!?)」と思った瞬間、弾丸は一瞬で氷ついて地面へと落下。

 それと同時に敵は冷凍保存されたかのようにカチコチに凍ってしまった。

 

 「たっ、たすかった・・・」←力輝

 「ちゃんと見ないからでしょ。まったくバカなんだから」←雪村

 「・・・」←力輝

 「こういう時に使えって言ったんだよ。ほんとにちゃんとしてよ?」←雪村

 「・・・」←力輝

 機嫌が悪いのか返事をしてくれない彼女に雪村は気分が悪くなった。

 

 すると、タイミング良く夜見さんが訓練室に入って来た。

 

 「お邪魔するぜ~二人とも」←夜見

 「夜見さん、どうも」←力輝

 「悪いんだけどさ。ここ俺達に使わしてくんない?お客さんがここ見学するんだってよ」

 「お客さん?研究所にですか?」←力輝

 「もうすぐくるんだと。それで俺と工藤さんで戦闘訓練するんだわ」←夜見

 「ふーんーまぁ、いいですけど。もうやめようと思ってたし」←雪村

 「・・・」←力輝

 「あっ、そろそろ来そうだから。お前ら、邪魔にならないように出ろよ」←夜見

 そう言って夜見さんはコントロール室へと走って行ってしまった。


 「・・・ごめんなさい」←力輝

 「謝らなくていいよ。分かってるならそれでいいし」

 むしろ謝られたら気分悪くなるしと雪村は言った。だが、力輝があまりにも悔しそうな顔

 をして二人でいるぎこちなさを自分から解消しようとしていたのだろうと予想をして 

 雪村はさきほどのことを許すことにしたのであった。言葉だけではそうは聞えないかも

 しれないが、それでも彼なりに彼女のことを思っての言い方をしたのである。


 「ほら、お客さん来るっていうんだしさっさと出るよ?僕達は邪魔なんだから」←雪村

 「そうですね。出ましょうか」←力輝

 

 こうして二人は訓練室を後にしたのだ。

 

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