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魔法師Mの物語  作者:
第三章 記憶回復とレッドアイの暴走
117/222

テスト勉強

引き続きお昼休みでのお話をお楽しみください。BLかもしれない部分も入ってますので

 苦手な方は遠慮ください。


 「そういえば、もうすぐ期末考査だけど皆ちゃんと勉強してる?」←影富

 「まぁ、ぼちぼち」←雪村・力輝

 「・・・・」←沼口・南條


 「あぁ~わかれちゃったね。でも、雪村君はさすがだね」←影富

 「褒められてもうれしくないです」←雪村

 力輝はふれてもくれなかったため、二人を目視する。

 しかたがない。彼は雪村のことしか目がないのだから。と自分で納得させることにした力輝であった。


 「期末やばいよ~工藤さん勉強教えて(泣)」←南條

 「俺も!助けてくれ雪村」←沼口

 「自分でなんとかしろよ」←雪村


 「なんだったら、僕の家で勉強会する?」←影富

 「えっ?」×4


 と、いうわけで放課後に影富先輩の家にお邪魔することになった。

 

 「影富先輩、お金持ちなんですか?」←雪村

 「いや。そうでもないけど・・・お金持ちの方が良かった?」←影富

 爽やかな笑顔なのにその裏では何かを企んでいるような気がした雪村はすぐさま「いえ。別に」と返した。

 

 お金持ちだったら・・・・なにかあったのだろうか?


 

 4人はさっそく中へとお邪魔した。聞いてみればこの家で影富先輩は一人暮らしをしているんだとか。それなりの事情があるのだろう。あまり触れないように4人はその話からそらすことにした。

 

 「飲み物持ってくるから先にはじめてて」←影富

 「あんた手伝ってあげなよ」←雪村

 雪村は力輝に告げると「いいよ。一人で大丈夫だから。でも、どうしてもというなら雪村君に「やっぱいいや。南條の勉強、見てあげて」

 「あちゃあ~余計なこと言っちゃった」←影富

 「(なんかかわいそうに思えてきたな)」←力輝

 

 数分後

 「勉強進んでる?」←影富

 「さっき始めたばっかなのにそんなに進むわけないでしょ?」←雪村

 ジュースを持ってきた影富先輩が戻ってきた。


 「工藤さん達は順調そうだね」←影富

 「まぁ、あっちは両方特進ですから。こっちは普通科と一緒ですし」←雪村

 「雪村、俺泣くぞ」←沼口

 「勝手に泣けよ、普通科」←雪村

 「うぅ~(泣)」←沼口

 

 学年では3年影富(特進)、2年は雪村(特進)、沼口(普通)、1年は工藤・南條(特進)で、沼口先輩が唯一の普通科である。


 「まぁまぁ。いじめるのもほどほどにして勉強教えてあげなよ」←影富

 「だからこうして教えてるでしょうが」←雪村

 「興奮しないの。僕も手伝うからさ」←影富

 「結構です。沼口は僕が教えますから」←雪村

 

 もはや意地でした。

 

 「そういわれると、ますます手伝いたくなっちゃうな~」←影富

 「あんたは自分のテスト勉強をしてください!」←雪村

 

 「(うるさくて集中できない・・・)」←力輝・南條・沼口


 

 数時間後

 「皆、もう遅いから夕飯うちで食べて行かない?」←影富

 「えっ、いいんですか!?」←南條

 「もちろん。まかせといて」←影富

 「やったー!」←南條

 「まぁ、いいんじゃない。ちょうどおなかすいたし」←雪村

 なにをたくらんでるか知らないけど。と付け足す雪村に「何も企んでないよ」という影富先輩でした。


 「なにかお手伝いすることがあればいってください」←力輝

 「ありがとう」←影富

 と、ここで雪村にしてほしいアピールでもするかと思いきや、なにも起きなかった。


 時間も時間なので簡単に作れるものを作って皆で食べた。

 

 「雪村君、またうちに遊びに来てね。もちろん皆も」←影富

 「いや。僕はいいです」←雪村


 こうして勉強会は終わったのでした。

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