ラブレター事件再び?
それは突然起きた。
いつもどおり力輝と雪村は学校へ登校し、下駄箱で別れた直後。
「これって・・・・」
雪村はすぐに1年の下駄箱へと向かう。
「手紙入ってないよね?」
「うわっ!?びっくりした・・・なんですか、手紙って」
彼女には手紙は入っていなかったらしい。だとするとこれは・・・・と雪村は手紙を見直す。
「えっ、手紙?もしかしてこれが・・・「またラブレター!?」
南條さんがタイミングよく現れ、雪村が持つ手紙を見てそう叫ぶ。
それを近くで聞いた雪村は「あんた声が大きいよ」と睨みつけられるとしょんぼりして「すっ、すみません」と南條さんは彼に謝る。
「ってことは工藤さんももらったの?」
「いや私のところには何もなかったよ」
「そうなんだ~この間二人同時にラブレターもらってびっくりしたよ~場所違いの同日時に呼び出しの手紙もらって~今回は雪村先輩だけかぁ~なんかがっかり」
「あんた面白がってるでしょ?」
「いやいや。そんなことありませんよ~むしろ羨ましいですよ!」
「(そうなんだ。私ももらってたんだ)」←力輝
※前の記憶が戻ったが、記憶を失ったときのものは覚えてないのである。
「おっす~。雪村」
そこへ沼口先輩が現れる。雪村と同じ学年だが、彼が二人と話しているのを見て
1年の下駄箱へとやって来たのだ。
「おはようございます。沼口先輩」←南條
「おはようございます」←力輝
「沼口先輩、また雪村先輩の下駄箱にラブレターが入っていたんですよ!」←南條
「マジか?お前愛想ないのになんでモテるんだ?」←沼口
「悪かったな。愛想がなくて」←雪村
「中身見ないんですか?ラブレターじゃない可能性だってあるかもしれませんし」と力輝が言う。
「はいはい。開けますよ」とそれを聞いていらっとした雪村は手紙を見ることに。
「・・・・」←4人
「これって・・・」←南條
「ラブレター・・」←力輝
「なのか?」←沼口
「・・・・・」←雪村




