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魔法師Mの物語  作者:
第三章 記憶回復とレッドアイの暴走
112/222

同じことしても、やっぱり鈍感な彼女?

記憶を取り戻したということで工藤さん達はとても喜んでくれた。

 目が覚めた翌日には退院して、学校にも行けるようになった。

 

 雪村ともふつうに一緒に学校へ行く。少々もめたが任務ということでなんとか了承する形となったのだった。


 「今日は訓練でしょ?早くしなよ」

 「わかってます・・・って、勝手に人の部屋に入らないでくださいよ!」

 「別にいいでしょ。居間にいるから早く着替えてきなよ」

 「もう・・・」

 

 数分後

 「終わりました」

 「あんたこんなの見てるの?」

 「っ!??ちょっと勝手に見ないでください!!それは美咲さんに貸してもらったもので」

 「ほぼ恋愛ものじゃん。あんたひょっとして「返して」

 「嫌だ」

 「はぁ?返して!!」

 DVDを取り返そうとする力輝は雪村に近づいて手を伸ばす。が、しかし彼の方が背が高く背伸びされて手が届かない。するとしがみついている力輝が重く、雪村は後ろ向きに倒れてしまう。


 「いっててて・・・ちょっとあんたやりすぎでしょ」

 「・・だって返してくれないから・・・」

 体勢的に、力輝が雪村を押し倒している形になっている。すぐに退けようとする力輝に雪村は腕を掴んで阻止する。

 

 「なんですか?この手は」

 雪村はこの時あることを思い出す。橋屋さんと力輝のあの事故のことだ。

 「(橋屋先輩もこんな気持ちだったのかな?まぁ・・・どうでもいいけど)」

 ちなみにあの時は力輝が下で橋屋さんが上だった。今回は力輝は上である。

 

 「離してください。ほら、早く起き上がって」

 「はいはい」とすぐに起き上がる雪村。

 

 「訓練行きますよ。工藤さんに怒られます」

 「そうだね」

 

 ちょっとドキっとしたのは彼だけだったのかもしれません。

 


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