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入学早々、目立つ二人
入学式当日
制服を着て、高校へとやってきた私。
研修生として初めての任務?は高校へ合格すること。そして、合格してこの学校へと通うのだ。
あっという間に入学式が終わる。
保護者に来てくれたのは・・・・・・
「なにを眠そうな顔をしている」
「・・・・すみません」
部長ではなく、工藤さんでした。
周りからは「あの二人、どういう関係なのかしら?」「兄弟?にしては・・・似てないし」と何やら不思議な感覚で見られていることを知らずにいた。
「あの。用事とか大丈夫だったんですか?」
「でなければ、ここには部長が来ている。あと敬語はやめろ、怪しまれるぞ」
『いやいや、すでに怪しまれてますよ!!』とどこからか心の叫び声が聞こえた。
「いえ、そういうわけには・・・「訓練を朝の5時から行うぞ」
「わかった」
即答で返した。そんな早くからやらされると死んでしまう!!!
「今だけだ。終わったら戻せばいい」
「・・うん」
「次は教室で説明会がある。急ぐぞ」
「はーい」
「・・・帰ったら説教だ」
「えっ!?なんでよ!??」




