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魔法師Mの物語  作者:
第二章 記憶喪失と兄妹関係
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戦闘しながらの魔法維持はきつい

「なんとか間に合ったな・・」 

 「はい・・・・」

 

 雪村と工藤さんは、なんとか無事であった。

 氷が溶けた後に、急きょ分厚い氷を作って防御したのだ。


 「工藤さん、あれっ!?」

 雪村が指さすその場所には力輝が中年男性と一緒にいる姿だった。

 そして黒井博士の姿まで・・・。


 「あのバカっ。なんで逃げないんだよ」←雪村

 「雪村、それは力輝を救出してからでもいいだろ」←工藤

 「分かってますよ!」←雪村


 そのあとすぐに二人による戦闘が始まったのだ。

 力輝は中年男性により囚われ、逃げられない。

 

 「あちっ!・・・どうしよう、でられない」

 炎で創り出された檻は力輝を閉じ込めるだけじゃなく、体力までも奪う。

 「暑い・・・頭が重い」と力輝はその場に座り込んでしまう。

 

 黒井博士は、中年男性と激しい戦闘を繰り広げていた。

 過去を行き来できる上に手ごわい天才は中年男性をイライラさせる。


 「いい加減あきらめなよ?僕に敵うわけないんだから」

 「偉そうにいうね~この極悪天才科学者め」

 「天才というのは僕のような人間のことをいうのさ」

 「跡形もなく炎に焼かれて消えろ!!」

 「やなこったー!」

 

  

 「力輝っ!?」←工藤

 「・・・?」←力輝

 二人の戦闘している隙を狙い、力輝の元へと到着した工藤さんと雪村。

 

 「あのおじさん、戦闘しながら維持できるとか化け物でしょ」

 「そんなこと言ってる場合か。雪村、お前の魔法でなんとかならないか?」

 「やってみます」

 

 雪村の氷魔法が発動。檻部分を中心に凍らせては行くが、まったく炎が消えない。

 「だめです。全然消えません」

 「そのまま続けろ」

 

 「おやおや。救出部隊が到着か~」

 「諦めて帰ったらどうだ?あれは僕のものだ」

 「そういうわけにはいかないってさっき言ったでしょ?なるべく早めにけりをつけるとするよ」

 

 中年男性は炎から刀を作りだして構える。

 「そうだね。早めに決着をつけようか~でも、勝つのは僕だよ」

 

 

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