◇◇現代03【優子先輩】
令和の現代で、立て続けに起こる、事故...今回は何が起こるのか...
私は、病院で知らされたの、私以外はみんなダメだったそうなのー。そして、姑と小姑は、頭が見つからなかったみたいねー!
1カ月程の入院だった。東京から訪ねて来た人がいた。
俊子先輩だった、先輩は私の顔を見て、大丈夫そうだねー、とお互いに、ニヤリと笑ったのー。
先輩が帰ったあと、私は顔を隠して笑っていたわ「フフーーーフ」
優子先輩が、ワザワザ私のところを訪ねてきたわ。気になる記事があるからと。
あの事件のあと、お互いあの会社を辞めて、いまも独り身でいるわ。
優子先輩と前に会ったのは1年前? かな。
いまは、ツアーコンダクターの仕事をしている。
何か資料を出してるね。どーしたんだろう、何か焦っているような...。
優子先輩が「最近変わったニュースに気付いたのよ。遺体に頭がない事故なんだけどねー」何の話がしたいのか?
これを見てと指差ししたのは、4カ月前の事故で、湖でがけ崩れによる大波で、ボートが転覆した事件だった。
これの住所が、どうも俊子先輩のようなのー。でー、先日問い合わせたら、そうだったの、先輩の旦那さんがなくなったそうなのよね
新聞社のデータベースで色々と見ると、頭が見つかっていないようなのよー。分かるでしょう、あの事件を思い出したのよ。
あとねー、これなんだけどね、山奥の村でおきた山津波の事故なの、これも由紀奈先輩の嫁ぎ先だったのよ。
それで、地元の新聞社に問い合わせたら、姑とお姉さんの頭が見つからなかったみたいなのよ。
これって、あの事件で、あの先輩たちは呪われていたのかしらね。
まーでも、昨年からそんな感じの水の事故があってね。頭が見つからなかったりすることがあるようね。
あれ! 優子先輩って、あれ実話ですがと、初めに言ったはずなのに、何かおかしいな?
それで、あの事件のあと、あの二人の先輩が、見たとか言っていたので、大丈夫かな? と思っていたのよ。
「それで、あれって、どこかで読んだりした話なんでしょう? それを確認しにきたのよ」と真面目な顔をしていた。
「優子先輩、あれって、私の曾祖父の実話です。戦友も頭が見つかっていないんですよ。そして、曾祖父はその話を私にしたんです」
「だからそれは、私の実話です。曾祖父も頭が見つかっていないんですよ」とあらためて、真面目に答えたわー
それを聞くと、優子先輩は、真っ青な顔をして、直ぐに帰っていってしまった。
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
エピソードに、感じるものがあれば、単純に顔マークしていただくと、
「作品」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします =^_^=




