表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

◇◇【昭和(戦時中)】学友の話01

暑い夏の日に、暑気を忘れて頂ければ、幸いです


 「いやー、日本は暑いねー、まだ初夏だというのに、この暑さには負いるねー」


 「いや、いや、まだ日本の夏はこんなものじゃないだろー。もっと、暑くなるゾー!」


 「今は、家族は疎開して誰もいないし、ひとり者みたいなものだから、家のなかは散らかっているけど、気にせずに上がれよー」


 風通しのいい、縁側のある部屋に案内した。


 「いやー、大学を卒業して以来かー、田荘でんしょう君」


 「そうだなー、土塁もアイルランドに渡ってから、一度も日本に帰って来てないんじゃないのか?」


 そうして、彼は北欧神話の物語を語り始めた。ああ! そうだったー、彼はその手の話が好きで、僕はいつも聞き役だった。


 そんな話を聞いてる奴は、僕ぐらいしかいなかったんだよ。まー、でも僕も嫌いではないので、いつも聞き役になっていたっけなー


 そこから、アイルランドの物語の話になってきた。


 いやー、デュラハンは日本にいる時は騎士だとばかり思っていたんがねー。色々とバリエーションがあるんだよねー。


 やはり、現地にいて聞く話は、面白いものがあるよー。


 でも、僕もデュラハンの持つ首は自分の首だと思っていたが、あれは『首級の首』らしい。


 それから、騎士だけではなく、御者だったりしてねー、これが訪れると『死者が出る前触れ』だと言う話もあるねー。


 更にだー、男だけではなく、女性もいるんだよねー、これがー。でも、全てが首から上がないんだよねー。


 あと、僕が6年ほど住んでいたところは、海辺の日本と同じように、リアス式海岸だっけかな? そんなところだったよー


 その環境のせいなのか、あの辺りは異色な物語になっているんだよー。


 奥まった入り江があるところなんだ。だから、風の強い日は、波が荒くなるから海岸の港ではなく、入り江に逃げて避けるんだよー


 でも、外国や国内のそんな事情を知らない大型の船などは、入り江が浅いので、入れないんだー


 だから、風が強い時期などは、近くの港に逃げるんだけどねー


 なぜか、入り江でも、風の強い日は、沈没したり、転覆したりするんだそうだー


 そこに物語が入っているんだよー。いわく、ヨットに乗る女性がこちらに向かって来るそうなんだー


 そして、デュラハンと似たところは、それを見た船は沈むそうなんだー。他の話にもある、『死者が出る前触れ』なんだねー


 その上、船で『首級の首』なら船長と、相場が決まっていて、沈んだ船の船長の首が無くなっているそうなんだー



私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。


エピソードに、感じるものがあれば、単純に顔マークしていただくと、

「作品」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします =^_^=


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ