プロローグ
名前は守川 海人(28歳)社会人、両親は4年前、実家に盗みに入った強盗に襲われ亡くなり孤独の身となった。
俺は事件をきっかけに平和について考えるようになった。両親を襲った犯人は逮捕されたが生きている...何故だ?優しい両親は死んでしまって犯人が生きているのは...やはり、平和に思えて平和ではないからだろう。本当の平和な世界であれば、優しい人は死なずに済むはずだ。いじめや詐欺、ぼったくり等ないはずだ。どうすれば本当の平和が訪れる?いくつかの案は出てくるが現実的ではない。考え事をしながら会社からの帰宅する最中の信号が変わるのを待っていると、トラックがこちらに向かって来た。
「は?」
考え事をしていて、トラックに気づくのが遅れて反応ができずに衝突してしまう。
意識を取り戻すと、目の前に見慣れない格好をした、男の人?女の人か?性別不明の人物が椅子に座りながらこちらを見ている。
「やあ、私の声が聞こえるかい?」
声は男の人ぽい...
「はい、聞こえます。ここは一体何処なのでしょうか」
「ここは、私の研究室さ・・君は死んでしまって個人的な興味で、ここに呼んだのさ」
「・・・は?死んだ!?・・・そうか俺は死んだのか...」
そういえば、トラックが突っ込んできたな。あれで死んだのか...って事は、目の前の人物は・・・
「あなたは、神様ですか?」
「その神様って意味が、君の死んだ世界を創った者という意味であるならば、そうだ」
世界を創ったのであれば、神様しかありえない。
そう、目の前に居る性別不明の人物は神様だったのだ。
読んで頂きありがとうございます。
初作品になりますので、至らない点が多々あるかと思いますが、精進して行きますので、暖かい気持ちで見守って頂けると幸いです。