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  作者: 山野佐月
プロローグ
1/4

「二代目悪の味方、ここにあり!」

『電話ボックス』───

 ──のことを、今の時代の人間は誰も知らないのかもしれない。正式には『公衆電話』と言い、昔は色々と役に立ってくれていたものだ。

 まあ役に立ってくれているのは今も同じなんだけど。…と、『私』は心の中で思う。


 さて、『お父さん』に習うなら、エピローグはメタネタで埋め尽くすのもありだけど、しかし、過去作と本作は全くなんの関わりもございません…おや、やはりメタネタが出てきてしまうものなのか。

 この小説に意味はありません。

 ただ、1人の少女…つまり今はまだ小学六年生の私が、二十歳の大人になるまでを綴るだけ。しかし、それでも結構デンジャラスかも。そうだな。

 お父さんに習うなら。

 死なない程度にお楽しみください♫



 中止されるバンドのライブ!

 ステージを取り囲む草草は揺れる揺れる!

 近未来の日本!発展し、異国と自国の文化が混ざりに混ざった大都市で、風は吹き荒れる!

 公衆電話は小型化し、人々ならびに『隊員』に危機をを伝える通信手段となった!


 緊急怪物速報!

 ドラゴンが現れた!


 腕にある刻印に触れて、呪文を呟く少女!

「【温室育ち(スペルセイバー)】…!」

 体をくの字に曲げ、そして飛ぶ!そして、ビルの側面を蹴ってドラゴンの元へと向かう!

 ビルの影から現れたのは、明らかに強くて固そうな、ビルより大きいドラゴン!彼女はとりあえず殴ってみるが、まるで効かない!

「…あれ?」

 すると、あちこちからヒーロー達が駆けつける!その姿は様々!彼らは力を合わせ、ドラゴンに少しずつダメージを与えていく!

 人々の歓声が聞こえる!負けてられない!

「…なら!【絶対君主(アブソリュート・A)】!…それから!【吟遊詩人(ドリーミングガール)】!」

 竜の真上を飛ぶ彼女の背後に、大量のミサイル!

 天に高く掲げたその手を振り下ろす!

 それは、発射の合図!

 ドラゴンの背で、実に300発の爆発が起きる!

 ドラゴンは、呻き声を上げ、倒れた!

 この勝負、人類の勝ち!いえい!

「…ふう」

 彼女の名は、刃渡彼方(はわたりかなた)

 かつて最強議論を終わらせた、『刃渡紅』という人物の娘にして、日本を守るヒーローである!


 罪を断つと書いて、断罪。そして、

 罪を断ると書いて、断罪。ならば。

「私は『罪を断罪する』。

 二代目『悪の味方』、ここにあり!」


 それは、彼女のお気に入りの台詞であった!

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