食料
「いやー、まさか異世界にきて最初のイベントが食料探しとはな」
「盗賊とか美少女にも出会わないなんて」
「そもそもこの森で生物をまだ見てないな」
「森なんだからどっかにはいるだろ」
「まー肉がいても食えるかどうかは別問題だけどな」
「今度罠でも仕掛けておくか、状態異常無効あるから毒では死なないからな」
「野菜はどうする?畑でも作るか?」
「種はどうするんだよ」
「なー」
「どうした?」
「この湖に魚とかいるのか?」
「いると信じよう」
「じゃあ、かれこれ30分も魚が釣れないのは俺たちの釣が下手だからか」
「もしかしたらこの木の枝が悪いのかもな、それかエサだ きっと好きなものじゃないんだ」
「『千里眼』」
「おお、スキルか」
「ダメだわ、強そうな魚はいないけど水深20mまで行かないと魚はいない」
「そんな長い糸は無いぞ」
「何か使えそうなスキルとか無いのか?」
「まぁやるだけやるか」
「俺の雷魔法で痺れさせて」
「それ多分全滅して次から困るやつ」
「じゃどうする?」
「水魔法で水流を操って何匹か俺たちのとこに誘導して氷でつくった槍で刺してとる」
「よし!それでいこう」
「魔法ってどうやって使う?」
「水魔法!とか叫んでみれば?」
「ダサいな」
「詠唱なしで創造力で何とかならない?」
「あっ できた」
「ウォーターボールか、感動したわ」
「とりあえず水流操って見るから魚が群れてるところ教えて」
「了解、 『千里眼』 俺たちの手前5m深さは25mぐらいかな」
「よっしゃっ」
「うわー氷の槍が6本宙に浮いてるとかファンタジーやな」
「おいおい運ぶの手伝ってよ」
「了解」
エンドーの手によってカチカチに冷凍された魚たちを4匹地下の洞窟もとい貯蔵庫にいれて2匹は自然解凍しておく
「そういえば今って昼ぐらいだよな」
「そういえばそうだなこっちに来る前は夜だったのにな」
「異世界にきた興奮がおさまってきたのか超絶ねむい」
「俺たちの種族的に夜型だよな、じゃ夜まで寝るか」
「部屋はどっちする?」
「どっちでもいい」
「じゃ俺は玄関から近いほうで」
「じゃあ俺は湖が見えるほうで」
「「おやすみー」」
コンコン
「エンドー」
「どうした?」
「部屋が熱い、氷くれ」
「はいよ」
「でかい、ありがと」
「いやいや、冗談だからそんなでかいの持ち運べない「『影魔法発動』」から」
「じゃ おやすみー」
「影の中に入れるとかありかよ」
コンコン
「まさしー」
「どうした?」
「死霊魔法で生命力探知ができるようになったんだけど半径15kmいないに俺たち以外の生体反応がない」
「え?」
「もちろん人間のね、動物ならわりといるよあの魚以外だと5km先に動物の生体反応がある」
「いやお前それ せこい、俺もほしい」
「おやすみー」
「おいっ!えっ、ちょっ待てって」
「「おはよー」」
「まぁ夜だけどね」
「俺はとりあえず魚とってくる」
「じゃあ俺は木の実といたら動物とってくる」
「頼む」
「了解」
「今日のご飯は豪華だな?」
「量だけな 味はしらん」
「「いただきまーす」」
「!? 味が 無い だと」
「木の実うまいな」
「エンドー どういうことや!」
「いや、塩も胡椒もないしな、火をおこすのも苦労したんだ」
「いや言ってくれれば雷を木に直撃させて火をだしたのに」
「あーその手があった」
「これはあれだな」
「これからやるべきことが決まったな」
「「調味料と料理人の確保だ!!」」