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溺れる

作者: 黒宮杳騏

それはあまりにも大それた夢で

目覚めた僕は 二度寝した

君が恋人で 手をつないで歩く

信じられずに 寝坊した


喉の奥に何かがつかえているような

甘くはないけど切ない片思い


どうして君を好きになったかなんて

思い出せる訳がない

多分 きっかけはどうでもいい事

それでも僕は 君に溺れている


それはあまりにも大それた夢で

誰が聞いても笑うだろう

君と恋人で 唇を重ねる

嗚呼 我ながら滑稽だ


胸の中で何処かが痛んでいるような

燃えてはないけど焦げつく片思い


どうして君を好きになったかなんて

思い出せる訳がない

多分 きっかけはどうでもいい事

それでも僕は 君に溺れている


そうさ 僕は君に溺れている

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