清明様の憂鬱 特別篇 青龍と天使 79
お酒はあぶったイカがいいって、TVでも言ってたし、とにかくイカだよねー
日本酒にはいかよーん、それよーん、ちょわよーんできまり、あははテンションが急に上がってきた
醤油を、丁寧に刷毛でぬってじゅうじゅうと、うん、いい香りだ
これで、アニサキスも死ぬだろう
白虎も窓から顔を出して、「いい匂いじゃのう」とか言っている
「うんうん」と俺はにっこりしながら一杯目にイカを渡した
「焼き方が足りなかったら言ってくれ」
「すまんのう、あっ切込みまで入れてある」
「へへん、俺は海男なんだ」
「膿おとこ、膿がでてるのか?」
「違う、違う、あのね、これでもマメなの俺」
「そうなんか、う、うまい」イカを食べた白虎が言った
「そーか」
「そういえば、お前なんかあったのか?」
「何で」 「 お前がいつまでたっても帰ってこないし、起きないから清明様が、かかえてもってき
て、葛の葉殿は稲荷様のところからクール宅急便で送られてきたぞ、覚えてないじゃろう」
「お前 それ見たのか?」
「いや朱雀が見ないほうがいいと言って、見なかった」
「そのほうがよかった」
「2匹目が焼けたぞ、しょうゆ味でいいか?」
「ああ、ちょっと腹が減ってきた」
「マスタード、ケチャップ、塩、コショウ、砂糖、マーガリン、イチゴジャム何でもある」
「なんで、そんな持ってきた」
「なんか心配でいろいろ買っとくんだけど腐るばかりなんだ、一人だし」
「そうか、じゃ遠慮なくいただくか?」
空は良く晴れて風は暖かかった、そんでもって白虎は喜んでるし、俺の寝間着の着物さえ輝いてる
気分がいい




