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清明様の憂鬱 特別篇 青龍と天使 76

  早くも俺はレグの不在を痛感している


そして、レグのパパの不在も、夢の中で会っただけなのに、でも何の配慮や道徳的観念もない中で


長いこと過ごしてきた俺には、普通に廊下で飛び蹴りされながら過ごしてきたものには、あの優美で


 それでいて、男らしい姿はこだまの様に、時々思い出されてやまない。


 でも、二人とも天国で再会したはずだし、忙しくしているだろう不幸な人達のために、必要とされ


愛されて・・・・


 そんなふうに考えていたら、いくらか気持ちが綺麗になったような気がした。


パパの言っていた、トンネルから出られるような気がした


挿絵(By みてみん)



 そしてトンネルを抜けると、氷の国の現実が俺を見ていた


「なんでお前がいる」キッシーがじっと見ている

 

「診察に来てやったんだ、お前40度の熱があるのになんで命がけで、笑いを取ろうとする、式神をやめて


 よしもとに行け」キッシーが言った


 「お前産婦人科だろうそのほうが笑えるぞ」


「まあ、とにかく動くな、今点滴をしている、針が折れたら死ぬぞ」


 「点滴ってなんの?」「いろいろだ」


手に針が5本くらい刺さっている、その上に護符がはってある、なんなのこれ


 その時何かのトリックみたいに言葉が出た


「ホモってどんな感じ?」


キッシーがギギギギギと油の切れたからくり人形みたいにこっちを見た


こはい、半端なく怖い


 「どういう意味だ」 「いやなんとなく、あの・・・・」


俺は石榴に会ったことなんかをざっくり話した


 「そうか、試したいか?」


挿絵(By みてみん)


「いや、あの直接でなくあのプランクトンみたいな感じで」


 「お前の言ってるのはプラトニックか?」


 「そうそれだ、俺は今お砂糖やスパイス、素敵ななにもかもでできてる、マグロチックな吐くとかでき


ないか?」


  「お前の言ってるのは、ロマンチックなハグか?」


「そうそう、それだ」


ずいっと、キッシーが近づいてきて総毛だったが我慢した


 「どんな感じだ」 「うーんと切ない」ほんとは苦しかった。


「切ないってどんなだ」


 「えっと、原爆とかアウシュビッツの真面目な映画とか見たような、臨界点を超えて、心が


 ドリフトしながら地獄に落下して針山のてっぺんに、あと俺、お砂糖とスパイスと、寄生虫がいる」


そこまで言った時、またちくっとした


 なんか打たれたと思いながら意識がなくなった


 




  




 

みなさまよいお年をお迎えください(*^▽^*)


来年もよろしくお願いします

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