清明様の憂鬱 特別篇 青龍と天使 72
道はレンガでつるつるしている
滑り止めのついた長靴を履いた足がきゅっきゅと音たてる
走ろうとすると、父が怖い顔になるので父の長いコートにつかまって歩く
父はなんて大きいんだろう、そして強そうだ、それは内側の精神的な輝きからの褒美のように見える
それから、絶えず僕らから目を話そうとしない
僕らは守られてる
何て嬉しくて、安心するんだろう
時々レグがコートの影から、顔を出して笑う
もちろん笑いかえす
ゆっくりとした散歩が終わると、父は丁寧にコートを払い、整えてハンガーにかける
それから朝食を食べてツリーの飾りつけをする
おやつはレーズン入りのスイートポテトミセス・ハリエットと言う手伝いの人がいて
食卓に様々なものが並ぶ
夕方からは雪が降り始めた
ほかと違っているのは七面鳥がない
ハリエットにとって、鳥をしめたり、豚をころしたりするのは苦痛だからだ
それでも魔法の様に料理が並ぶ
それから父が電気を暗くして「しー」って唇に手を当てて僕らを呼ぶ
父手作りの小屋だ、木の中に何個もある、ジーと除いていると小屋の中に小さな鳥やリスが
丸まっているのが見える
声を出しそうになった僕の口をレグが抑える
なんて、素敵なんだろう
レグと僕は子猫の様に顔をくっつけてながめる




