前へ目次 次へ 72/102 清明様の憂鬱特別篇 青龍と天使 71 下では父親がまっている 一度あったけれど、老人ではなくまだすごく若くて、背の高い、そして目は片方が茶色、片方が緑だった。 そしてその若久しく、知的な顔は簡単にはへこたれないたくましさをと大きくて強い両手を持っていた 新聞を読んでいた目に愛情がともり、僕らをいっぺんに抱き上げて言った 「さあ行こうか?」そして僕らは走りだす 嬉しさでいっぱいになって、コートを着る父の回りをぐるぐる回る 「早くコートを着なさい」 マフラーとコートとふかふかの手袋、外は白く煙っている その中に駆け出す